幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
コートへ戻ってきた優。風夏が放った{サイドワインダー}に対し、優は軌道を変えた所をブロックする2段構え戦術でブロックに成功するのだった………


第302話 勝利を取りに行くぞ

無敵と思われた{サイドワインダー}を止める事で、巫魔は一気に流れを掴んだ。

 

修也「強いな、今の巫魔。もしかしたら俺達と戦った時よりもずっと強くなっちまったかもな………」

 

試合を見ていた観客席の修也は、嬉しくも、どこか寂しそうな様子でそう呟いた。

 

琴乃「今の巫魔は全国でも遥か上の立ち位置にいるチームなのは間違いないわね………」

 

同じく観客席で見ていた琴乃も頷いてそう答えた。全国常連の奥泉高校のキャプテンの目から見ても、巫魔は昨年の予選1回戦負けイメージを払拭し、全国区の名高と肩を並べる程に成長していた。そしてこの有利の流れは第4Qに入っても続いていた。

 

美矢「よーし! 勝利を取りに行くぞ!! キャプテン!」

 

美矢はボールをゴール下へ走った優へパス。優はパスを受けて間もなく両手でボールを掴み、高く飛び上がる。

 

優「くらえ!」

 

優は強烈なツーハンドダンクを決める。

 

光一「よーし! {究極のダンク(アルティメットダンク)}決まったぁ!!」

 

優が決めた{究極のダンク}により、68vs56の12点差に開く事が出来た。

 

夜々「まさか逆転されるばかりか12点差にまで広げられるなんて………」

 

夜々は逆転され、追い詰められている今の状況に対してそう呟く。

 

風夏「確かに苦しいですが………まだ試合が終わっていない今の段階で………諦めては行けません!」

 

風夏は押されている状況においても諦めないようそう呟く。

 

夜々「風夏さん………」

 

夜々は諦めようとしない風夏に対し、少し驚く様子を見せる。

 

夜々「(この追い詰められている場面でも諦めないなんて………相当意志が強いのかな………?)」

 

夜々は風夏の意志の強さに感心する素振りを見せる。

 

風夏「(ここで負けるとしても………私は諦めません! あの1回戦で諦めなかった優さんのように………!)」

 

どうやら風夏は心の中でそう考えており、追い詰められている今の状況でそう考えていた。この信念は昨年巫魔が1回戦負けした際の優の諦めない姿勢から得たものであるらしく、この追い詰められている状況で風夏がプレイを続ける支えとなっていたようだ。

 

風夏「………皆さん、この勝負まだ諦めませんよ!! 最後の1秒まで、戦い抜きましょう!!」

 

風夏はそう言ってチームを奮い立たせる。それを聞いた夜々達は崩れかけていた気持ちを抑え、集中力を取り戻すのだった………

 

 

 

巫魔vs蜜柑の対決は巫魔有利へ動いたが、蜜柑高校も諦めようとはしなかった。果たして、試合の行方は………!?

To Be Continued………




次回予告
巫魔vs蜜柑の対決は、巫魔が勝っているが油断は許さない状況だった。風夏渾身の{サイドワインダー}に対し、優は1人で挑み………!?
次回「蛇を掴む」
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