幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
対鬼ヶ島高校に対して、不安が隠せない伊吹。そんな彼女に対し、優は自らの期待を語り………?


第308話 鬼ヶ島高校だ

それから一夜が経ち、優達は試合会場へやってきた。昨日の事があってか、伊吹は少しだけ不機嫌だった。

 

光一「………なあ、優。伊吹の奴、なんであんな機嫌悪いんだよ?」

 

光一は首を傾げながら優に問いかける。

 

優「………さてね」

 

優は、僕には分からんと言わんばかりにそう返した。そんな中、巫魔は試合会場へ入った。

 

美矢「しっかし………なんで私達の方が先に試合なんだろうな」

 

美矢は不満気にそう呟く。そう、トーナメント通りなら先に守城と魔帝が試合をやるはずなのだが………今回は巫魔と鬼ヶ島の試合が先行してやる事に。

 

優「………考えられる理由は2つある。1つは守城vs魔帝の構図は今年で3回目。しかも過去2戦共に接戦続きともなれば、そっちをこの日の大トリにしたいんだろう。そしてもう1つは………鬼ヶ島が全国初出場の巫魔なんかに負けるはずないという、運営側の考えだろうね………」

 

優はそう言って自らの予想を口にする。

 

光一「はあっ!? バカにしやがって!!」

 

光一は怒りを露わにする。

 

優「………客監視するってなるなら、ウチが勝つって考える方が稀だよ」

 

優はそう言って現実的な事を語ると………

 

??「失礼。君達が巫魔高校か?」

 

優達に声をかける者が。優達が声の方を向くと、黄緑色のジャージを着た大柄の選手達がずらりと並んでいた。それを見た優は瞬間的に何かを察し………

 

優「………はい、そうですよ」

 

大柄の選手達に対し、丁寧に返事をする。それを聞いた選手達は………

 

??「よかった。俺達がオカヤマ代表鬼ヶ島高校だ。俺はキャプテンの十原清九郎だ。よろしく頼む」

 

優達に対してほぼ同じタイミングで頭を下げ………

 

選手達「よろしくお願いします!!」

 

強豪校とは思えない丁寧な挨拶をしてきた。

 

美矢「(な、なんつう規律の良さだ………! 守城ですらここまで揃ってたっけ………!?)」

 

美矢はその規律性の良さに驚きを隠せなかった。

 

優「これはご丁寧にどうも。キャプテンの白宮優です」

 

優もそう言って挨拶を返す。

 

十原「そう言えば先に言っておくけど………俺達は君達が守城や魔帝のつもりで戦うよ」

 

十原は優に対してそう言い放つ。それを聞いた優は………

 

優「(つまり手は抜かないって言いたい訳だ………こりゃ慢心を突くのは殆ど無理だな………)」

 

鬼ヶ島が最初から手加減無しで相手になろうとしている事を察するのだった………

 

 

 

巫魔の相手となる鬼ヶ島高校。全国トップクラスでかつ、全国初出場の巫魔相手にすら手を抜かない姿勢を向ける鬼ヶ島相手に、果たして巫魔は太刀打ち出来るのか………!?

To Be Continued………




次回予告
鬼ヶ島高校は最初からベストメンバーで巫魔を叩き潰すつもりであった。しかし、優はこの状況に怯む場合では無いとチームを諭し………?
次回「最高のもてなしさ」
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