幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
鬼ヶ島が有利と見る空気が強い中、巫魔相手にも容赦なく戦う姿勢を見せる鬼ヶ島。優はそれをもてなしと称し………?


第310話 1回の奇跡じゃ足りない

両チームのスタメンは以下の通りである。

 

巫魔高校(白)

PG 12番 天野美矢

SG 5番 白宮春香

SF 10番 江野積牙

PF 4番 白宮優

C 17番 相田光一

 

鬼ヶ島高校(緑)

PG 5番 五十鷹鳶一(ごじゅうだがとびいち)

SG 6番 八剣近衛(やつるぎこのえ)

SF 4番 十原清九郎(とおはらせいくろう)

PF 7番 浮世笹峰(うきよささみね)

C 8番 千宮空弥(せんのみやくうや)

 

巫魔は優真を除いた全国クラスのメンバーで対決する事に。センターサークルには光一と千宮の2人が対峙していた。

 

光一「(くっそぉ………流石に全国区相手は緊張するぜ………)」

 

光一はそう考えていたが………

 

優「光一! 謙遜せずに当たれー! んでもって、ぜったい僕の方に投げてくれ!」

 

優は光一に対してそう問いかける。

 

光一「ば、バカ言え!! 俺そんなに器用じゃねえ!!」

 

光一は優の言葉に対し、そう問いかける。

 

優「そんだけ騒げりゃ充分だろ!」

 

優はそう言い返す。それを聞いた光一は何かに気づいたかのようにハッとした表情を見せる。直後、ボールが浮き上がると………

 

光一「俺を乗せやがって………バカヤロウが!!」

 

光一は千宮を上回るジャンプ力を見せ、ボールが最高点に達した直後に優へボールを押し出した。

 

十原「(バイオレーションギリギリに関わらず、恐れずに有言実行………あのセンター、中々の逸材だ………!)」

 

十原は光一の才能の高さを一瞬にして見抜いた。そして、優にボールが渡った直後、優は途端にその場でジャンプし、ゴールに向けてボールを放り投げた。

 

美矢「キャプテン………!?」

 

この行動にはまたしても会場の誰もが驚く。そして、優が放り投げたボールは勢いよくゴールリングに入った。

 

観客「き、決まったー!? ってか、まだ始まって5秒とかだぞ!?」

 

試合のスコアボードは巫魔の3点を記録。しかし、試合のタイム表示はまだ9:56と5秒も経っていない。

 

美矢「おいおいキャプテン、いきなり3点狙うは愚行じゃ無かったか………? 入ったからいいけど………」

 

これには美矢も異議を唱えていたが………

 

優「これでも足りないくらいさ。相手はマジモンのトップだ………」

 

優は真っ向からそれを否定。その理由を語る優を見ていた美矢は驚きと恐怖が混じった表情を浮かべていた。

 

優「………1回の奇跡じゃ足りない。10回でも100回でも起こす。強い奴に勝つってのはそういう事だ………!」

 

何故ならその時の優は口元をニヤリとさせて笑っていたのだ。圧倒的アウェイを面白がる異常者のように………

 

 

 

巫魔vs鬼ヶ島の対決は優がロングスリーを狙う、誰もが想像しなかった始まりとなった。果たして優の思惑はどのようなものなのか………!?

To Be Continued………




次回予告
異常者とも言える様子を見せる優。しかし十原は優の狂いようこそ勝利への策である事を見抜き………!?
次回「狂ってる奴ほど分かってる」
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