幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
開幕する巫魔vs鬼ヶ島の対決。しかし、試合開始して間もなく優は無茶苦茶なスリーを決めて先制する。それは美矢にすら狂気的とも取れる行為であり………!?


第311話 狂ってる奴ほど分かってる

挨拶としてはとてつもない程に豪快過ぎる優のスリーを目の当たりにし、鬼ヶ島のメンバーも驚きを隠せていなかった。

 

五十鷹「マジか………ここ3年間であそこまでの挨拶してきたチーム初めてだぜ………?」

 

試合回数が多く、プレイ経験が豊富なはずの鬼ヶ島高校の選手ですら、今回の開幕スリーは初めての事だと言う。

 

十原「でも、この会場の空気でよくもそれを有言実行出来るものだよ。あの4番、そうとうやり手だ」

 

今回のキャプテン、十原は優の事を殆ど知らないまま試合に臨んでいた………一応、試合前のビデオチェックで優の事は研究したらしいが、それだけのようで、優の事はトウキョウやイバラキよりも遠いオカヤマ出身なだけあって、知名度などはあまり知らないようである。

 

八剣「しかし、今のスリーは無謀を通り越した暴挙だ。どんなに手練たシューターでも、本当にギリギリの場面でしか試そうとはしない。確かに過去の試合で彼は何度もブザービーターと同時に、中央からスリーを決めているからそれを実現できるシュート力はあるのだろうが………」

 

しかし、十原以外のメンバーは優のプレイングに首を傾げており、驚いていた。

 

十原「それくらいやってやるって事なんだろう………少なくとも俺はそう思うな」

 

十原はそう言って、面白そうに優のプレイを評価した。

 

浮世「………十原、お前なんでそこまで評価出来るんだ?」

 

浮世は十原に対し、優を評価する理由を問いかける。

 

十原「これは俺の経験なんだけどさ………狂ってる奴ほど分かってるんだよ。格上と戦い勝つというのはどういう事かってな………」

 

それは十原の経験にあった。彼曰く、今の優みたいなタイプ程恐ろしいと感じるようだ。そして試合再開。五十鷹へボールが渡ってから間もなく………

 

十原「五十鷹、ボールくれ!」

 

十原は素早い動きで攻め上がる。巫魔はすぐにディフェンスを固めていたが、十原は構うこと無く積牙と対峙してボールをキャッチすると、シュート体制に入るように沈み込む。

 

積牙「止める!」

 

積牙は大きく飛び上がる。

 

十原「高いな………しかし残念、俺が飛ぶのは後ろだ」

 

しかし、十原はそのまま後ろに飛んでしまった。

 

積牙「なっ、フェイダウェイ!?」

 

積牙は動揺を隠しきれなかった。十原はそのままフェイダウェイシュートを決め、2点を返すのだった………

 

 

 

巫魔vs鬼ヶ島の対決は互いに大技での開幕となった。果たして、巫魔は格上相手との激闘に打ち勝つ事が出来るのか………!?

To Be Continued………




次回予告
鬼ヶ島相手に優はスタミナを気にせずに、大技を連発して攻め立てる。これにより鬼ヶ島相手にもある程度戦う事ができ………!?
次回「攻めれるうちに攻める」
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