幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
優のプレイングに押されながらも冷静に優のスタミナ切れを狙う鬼ヶ島。しかもその戦術で、優や美矢にも策を悟らせないようにさせ………!?


第314話 やってくれるじゃない

それから2分。巫魔は得点を稼ぎ続け、スコアは21vs12となった。

 

優「ふうっ………(スコアは稼げるが、違和感は晴れない………恐ろしいもんだ………)」

 

優は疲れを見せながら、鬼ヶ島からの違和感を感じる。

 

春香「大丈夫ですか、優さん………?」

 

春香は優に駆け寄り、心配を見せる。

 

優「大丈夫………とは言い難いかな。相手さんの意図が読みにくい。僕を抑えたいのか抑えたくないのかさっぱりなもんでね………」

 

開始7分。普段なら勘が鋭い優も鬼ヶ島の策に翻弄され、まだその意図に気付く事が出来なかった。そして監督のゆうかもベンチに座りながら様子を見ていたのだが………

 

ゆうか「………! 待って!」

 

再びの巫魔の攻撃中、ゆうかは嫌な予感に気づくと慌てて審判団の方へ走った。鬼ヶ島監督の浅野間はゆうかの様子を目にし………

 

浅野間「………ようやく気づいたか」

 

十原達の策に先に気づいたのはゆうかであった。ゆうかが審判団に声をかけた後、優がシュートを決めた為………

 

審判「………交代です!」

 

審判は交代を宣言。

 

ゆうか「伊吹ちゃん、出番」

 

ここで伊吹の出場を指示。

 

伊吹「えっ? ………お、おうっ! 優、交代だ!!」

 

伊吹は困惑しつつも、優と交代する事に。

 

優「交代………? わ、わかった!」

 

優も首を傾げながらコートを後にベンチへ戻る。

 

十原「………気づかれちゃったか」

 

優が下がったタイミングで、十原も巫魔の状況に気付いたのたった………

 

 

 

優がベンチに下がり、汗を拭きながらスポーツドリンクを口にしていた。余程疲れていたのか、2、3口でペットボトル1本分のスポーツドリンクを飲み干してしまった。

 

優「………今日はやけに喉が渇く………」

 

優がそう呟くと………

 

ゆうか「やっぱり………優くん、この第1Qで相当体力持っていかれたでしょ?」

 

ゆうかは優に対し、スタミナの消耗を問いかける。

 

優「………そういえば、相当スタミナ持っていかれましたね」

 

優はようやくスタミナの大量消費を自覚。それ程までに体力を使わされていたのだ。

 

ゆうか「優くんでも気づかなかったか………あっちのチーム、相当のやり手だよ。流石に全国常連なだけあるか………」

 

一時的とはいえ、優すら掌の上で転がしていた鬼ヶ島に対し、ゆうかもその強さを体感していた。

 

優「………あの違和感は罠だったのか………」

 

そしてゆうかの言葉を聞き、優は漸く鬼ヶ島の策に気付きかけていたのだった………

 

 

 

鬼ヶ島の思惑通り、優のスタミナは大量に削られてしまった。これにより、巫魔は戦力で大きくダメージを受けてしまったのだった………

To Be Continued………




次回予告
ゆうかの話を聞き、漸く鬼ヶ島の罠に気付いた。まんまと罠にハマっていた事に優は珍しく落ち込み………?
次回「不覚だよ」
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