優のメンタルが幼児化したままなのは都合が悪い為、優のメンタルを戻す事に。結果として春香の策で優のメンタルは元に戻り………?
優達は作戦を立てながら様子を見る。
優「………時間が無いから今何を言ったとて付け焼き刃しかならないだろう」
しかし、タイムアウトの残り時間が少ない為、この時点では策を練るだけの時間が足りない。
優「………しかし、時間が足りないのはあちらさんとで同じ事だ………たった60秒しかないんだ。あっちもまだ混乱状況なのは変わらない」
しかし、それは鬼ヶ島高校とて同じだという。
積牙「あっちも時間が足りないとはどういう事ですか………?」
積牙は首を傾げながら優に問いかける。
優「そのまんまだよ。あちらさんとで動揺している………あの監督の言葉が無かったらもうちょっと持続出来たかもしれないよ」
優はそう言って、鬼ヶ島高校ベンチに視線を向ける。彼等は監督の浅野間の話を真剣に聞いていたが、完全には立ち直っていないのか、度々優達巫魔ベンチの方へ視線を向けていた。
優「………この状況はまだ利用ができる。少なくとも第1Q中は使えるだろう。」
優はそう言って、この動揺を利用するつもりである事を考えていた。
光一「利用って………何をするつもりだ?」
光一は優に対し首を傾げる。優はフッと笑みを零すと………
優「………奇策に出る。僕のせいで狂ったかのようにな………!」
そう言って、奇策に出る事を決めるのだった………
その後、タイムアウトが明け、試合に出ているメンバーがコートに戻った。そして、試合は鬼ヶ島の攻撃によって始まる。五十鷹にボールが渡り、フロントコートに入った。
五十鷹「なっ………! そのフォーメーションは………!?」
しかし、巫魔は春香以外のメンバーをインサイドに配置した。
五十鷹「(ボックスワン………!?)」
ボックスワンとは5人のディフェンスのうち1人はマンツーマンディフェンスを、残りの4人はゾーンディフェンスを行うものである。のだが………
芽衣「幾ら空気がおかしくてもこの場面でボックスワンは奇策にも程がある………何考えてるんだろう、巫魔………?」
本業PGからすれば、奇策にしか見えなかった。しかも、このうち1人を春香にしている事からも、他4人が依然混乱しているように見える戦術と化していた。会場内や鬼ヶ島の面々がザワついているのを目にした春香は………
春香「(奇行に見えているみたいですね………計画通りです………!)」
これが計画通りに進んでいるという事を心の中で考えていたのだった………
未だ空気に動揺が残っている中、巫魔が動いたのは奇行だった。果たして、この策にはどのような狙いがあるのか………!?
To Be Continued………
次回予告
奇策に思える巫魔の動きはこの状況で効果的だった。偶然にも生み出せた巫魔の空気に、鬼ヶ島は振り回され………?
次回「振り回されてばかりだ」