幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
第1Qは巫魔がギリギリ有利な展開に。流れを掴みたい巫魔は
美矢の案で次の手に出る事を決めるのだった………


第321話 シンプルながら効くんだ

審判「巫魔、メンバーチェンジ!」

 

第2Q再開と共に、伊吹に変わって優がコートに戻ってきた。

 

十原「ここで4番くんが戻ってきたか………」

 

優が戻ってきた事により、一層緊張感を強めていた。そして鬼ヶ島ボールで試合再開。ボールは五十鷹に渡った。直後、前線へ上がっていくと………

 

優「よーし、じゃあディフェンスはさっき言った通りにやるそ!」

 

優がそう言うと作戦は決行される。そして先程の会話通り、優、積牙、光一の3人はそれぞれ十原、浮世、千宮をマークし、八剣には春香がマークした。最後に美矢が五十鷹の前に立ちはだかった事で、巫魔は戦略を敷く事が出来た。

 

十原「今度はマンツーマンか………!」

 

十原は、巫魔の戦術がマンツーマンである事をすぐに悟る。マンツーマンディフェンス自体は割と普通の戦術だが、問題はそこでは無い。

 

五十鷹「(ウチみたいなインサイド主体のチームでマンツーマンはあまり嬉しくないな………)」

 

春香が予想していたように、鬼ヶ島高校はインサイド主体のチーム。鬼ヶ島はアウトサイドシューターが多いチームでは無いため、嫌でも慎重に対応せざるを得なかった。

 

優「(美矢の見立ては大当たりだな。確かに鬼ヶ島はインサイドにおいてはトップクラスだ。しかし、インサイドが有効という事は、ゴールから離れていては思ったようにはシュートが打てないからね………こういうインサイド主体の相手にはシンプルながら効くんだ。こんな戦術が………!)」

 

優は鬼ヶ島の様子を見て、これが有効なものである事を察知していた。事実、五十鷹は攻めあぐねていた。

 

五十鷹 「くそっ………!」

 

五十鷹は苦し紛れにパスを出す。

 

優「思った通りだ………!」

 

優はそう言うと、パスの軌道へ走り、手を伸ばしてボールをスティールした。

 

十原「やられた………! でも、ただで点を取らせはしない!」

 

十原はそう言うと、優の後ろから追いかける。

 

優「美矢!」

 

十原にボールを渡さないよう、優は距離を取っていた美矢にボールをパスする。しかし、十原はそれを目にした直後、美矢の方へ走り出すと美矢がボールを受けた直後にスティール。これにより、ボールはコート外に出た。

 

審判「アウト・オブ・バウンズ! 白ボール!」

 

ボールは巫魔ボールとなったが………

 

優「やれやれ………そう簡単に点は撮らせてくれないよな………」

 

優は溜息をつきながらそう呟くのだった………

 

 

 

巫魔のマンツーマンの策に、思ったよりもくらいつけない鬼ヶ島。果たして、巫魔はここでも流れをキープ出来るのか………!?

To Be Continued………




次回予告
巫魔は鬼ヶ島の得点を最小限に抑えるが、思ったよりも点を取れずにいた。優はその原因が十原である事から………?
次回「十原さんを倒すのが課題か」
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