十原を止められずに苦戦する巫魔。優も攻略法が見つけられずにいる中、優は十原と激突する事になり………!?
優と十原の対決。2人はゆっくり様子を見ながら、互いの手を予測していた。2人の対決を見ていた美矢は………
美矢「(両チームのキャプテンが激突か………! 正直、私の見立てじゃキャプテンと相手の4番、十原の実力はほぼ互角のはず………となれば相手の動き………つまり、先を読み切った方の勝ちだ………!)」
2人の対決に対し予想をする。優と十原は互いに見合いながら、互いの動きを見ていた。2人は足を軽く動かして様子を見たりするものの、互いにそれを読んでいるせいか、十原は優をドリブルで突破できず、優もスティールが出来なかった。そうしている間に時間が進んでいき………
五十鷹「十原! 後7秒だ!」
バイオレーションまで残り7秒を切った。
優「(このままバイオレーション以上の結果に持って行けたらいいとは思うが………難しいだろうな)」
優は額から汗を流しながらも緊張を一層強めた。そして、バイオレーションが残り5秒を切ったタイミングで………
五十鷹「十原、回せ! バイオレーションになるよりはマシだ!」
五十鷹はそう言って、十原にパスをするよう告げる。十原もそれを受け、ボールを回そうとする………
優「(パスか………!)」
優はボールに向けて右手を伸ばす………
十原「(よし………!)」
しかし、十原はすぐにドライブで優を突破する。
優「あっ………!」
優は焦りの声を漏らす。
十原「(もらった………!!)」
十原は勝利を確信する。
優「ぐうっ! (一か八か………!!)」
しかし、優は賭けに出る。なんと、その場で咄嗟に大きく後ろにジャンプする。決断が速かった為か、優は再び十原の前に立つ事が出来た。
十原「なっ!?」
十原もこれには驚いていた。優はすぐにスティールの為に手を伸ばす。これに対し十原は咄嗟にボールを腰へ引いた。この為、優の手は十原の腕に当たってしまい………
審判「ファール! 白4番!」
優がファールを取らされてしまう形で対決は終わった。
優「………すみません」
優は十原が意図的にファールを貰った事は悟りつつも、この場では謝罪した。
十原「いやいや、こっちからすれば助かったってもんだよ」
十原は咎めるどころかむしろ安堵する様子を見せた。咄嗟にファールを誘発させていなければボールは間違いなくスティールされていたのだから当然と言える。優が十原の前から離れた直後、美矢と光一が駆け寄り………
美矢「今のはいい判断だったキャプテン。ファールを取らされたとは言え、あの場面で再びマッチアップにまで持ち込んだのは流石だ」
美矢が優の判断を褒めた。
光一「そうだな。まるで忍者みたいなスピードの下がり方だったぜ。名付けて、{ニンジャディフェンス}!」
光一は勝手に優のディフェンスを必殺技として名前をつけた。
優「{ニンジャディフェンス}………ねぇ」
優は苦笑いをする様子を見せたのだった………
優vs十原の対決は、優がファールを取られながらも両者にとっては最悪のパターンを免れた結果となった。果たして、2人が再び対面した時、勝利はどちらに転がるのか………!?
To Be Continued………
次回予告
優のプレイを見た十原は優に思わず感心してしまっていた。全国トップクラス相手に対等とも思える優に対し、十原は相手をする事を宣言し………!?
次回「君に勝つのは俺だ」