幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
優vs十原の対決。2人は互角の勝負を繰り広げ、会場の流れを一気にヒートアップさせるのだった………


第327話 前半でやり過ぎたわ

その後、優と十原の対決によって、両チームは全くスコアをプラスする事が出来なくなった。巫魔が攻撃の際は十原がこれを防ぎ、鬼ヶ島の攻撃時は優がそれを防ぐ。これにより、試合は膠着状態に陥り………

 

審判「第2Q終了!」

 

第2Qは32vs40で鬼ヶ島が8点リード。しかし、会場内では後半3分が両チームとも無得点という結果であり、会場は大いにざわついていた。

 

修也「こんな試合、ここ数年の全国大会でも見ねぇぞ………!」

 

観客席で見ていた修也も驚きを隠せずにいたのだった………

 

 

 

そして、巫魔ベンチでは………

 

ゆうか「………優くん、また1度ベンチね」

 

優をまたベンチに下げる事がゆうかから指示されていた。

 

美矢「ここでキャプテンを下げるのか………!?」

 

美矢はこの指示に驚いた。

 

ゆうか「全国トップのキャプテン、十原くん相手に正直やり過ぎたわ………優くんと十原くんは確かに互角よ。でも、2人はチームの中でトップクラスに上手すぎるせいで他4人の選手に何もさせていない。互角過ぎて膠着状態を生み出してしまっているのよ」

 

ゆうかはそう言って、優を下げるのは膠着状態の解消だと告げる。

 

美矢「でも、これで相手チームのキャプテンだけいたらこっちが不利だぞ………!?」

 

しかし、美矢は優を下げては十原に対抗できない事を指摘。それを聞いたゆうかは………

 

ゆうか「………大丈夫よ。この膠着状態で苦しいのはあっちだって同じだから………」

 

そう言って、鬼ヶ島ベンチへ視線を向けるのだった………

 

 

 

一方、鬼ヶ島のベンチでは………

 

浅野間「………十原、ベンチだ」

 

なんと監督の浅野間がベンチに下げられると言う。

 

五十鷹「と、十原を下げるんですか………?」

 

これには五十鷹が難色を示していたが………

 

浅野間「巫魔の4番、白宮優があそこまでやる事はこっちにとって完全に想定外だ。それに、膠着状態にはうちにとって大きな問題がある。それは、巫魔のPGである天野美矢の存在が関係してくる。彼女の読みや頭脳は全国のPGの中でも随一だ。もし彼女が十原の動きを把握して対策を編み出せば、GもFとしても戦える白宮優の2人がかりで対抗される事になる。そうなれば幾ら十原でも厳しくなる。そもそも白宮優との対決時、十原は読み合いや判断力では負けてはいないが………別に勝ってもいないのだからな………」

 

監督浅野間の目から見ると、美矢の存在が気にかかっていた。実は優と十原の互角はお互いに勝ち負けもないような状態の事を指している。今は互いにハイスピードで戦っている為に周りを寄せ付けていないが、もしそれに対抗出来る選手が現れてしまうと、対抗出来る選手のいるチームが一気に有利となってしまう。十原を出し過ぎて手がバレるのを防ぐ為に、浅野間はやむなく十原を下げる事に決めたようだ。

 

五十鷹「(………俺はまだ巫魔の事を完全には理解していなかった………なんと恐ろしいチームだ………)」

 

その話を聞いた五十鷹は内心、巫魔に対する恐れを見せたのだった………

 

 

 

膠着状態に陥った巫魔vs鬼ヶ島の対決は、両チーム共にキャプテンを下げる形で一時停戦することになった。果たして、2人が抜ける事に対する試合への影響はどのように変化するのか………!?

To Be Continued………




次回予告
両チームのキャプテンが下がった事で、共に戦力は低下する事に。しかし、鬼ヶ島にはまだ強力なFがおり………!?
次回「鬼ヶ島のシックスマンだ」
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