幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
優の指示で積牙vs三影の対決へと動く事に。三影に翻弄される積牙だが、積牙に対し三影は興味を見せ始め………?


第331話 俺と同じタイプだな

試合開始から3分程経ったタイミングにおいて、必死に対抗する積牙。しかし、三影の方が実力が上なのか押されていた。

 

積牙「ぐっ………! (動きは見え始めて来たが………実際に動くとなると俺のスピードが足りない………!)」

 

積牙は息を切らしながらも三影の動きに慣れようとしていた。しかし、慣れる事と実行する事は違うようで、勝手の違いに苦しんでいた。しかし、これは三影にも影響を与えていた。

 

三影「(この10番、徐々に俺の動きを目で捉えられるようになったな………それに、スピードによって相手について行く動き………俺と同じタイプだな………!)」

 

三影は、積牙が自分の動きを捉えられるようになった事を直感していた。これは三影が積牙に更なる興味を抱かせるきっかけとなったのだった………

 

 

 

三影「俺を止められるもんなら止めてみろ!!」

 

三影はドリブルで巫魔を圧倒する。しかし、積牙は慣れが見え始めたのか三影を追いかける。

 

積牙「そう何度もやられてたまるものか!!」

 

積牙は気合を入れて三影の前に立つ。

 

三影「気合十分だな、お前………だが、俺は負けねぇ!!

 

これには三影も積牙の気合いを認めた。しかし、三影は容赦なく積牙を抜き去った。

 

積牙「ぐうっ………!!」

 

積牙は追いかけようと足を動かす。しかし、地面の汗に足を取られ、積牙は転倒してしまった。

 

積牙「ぐあっ!?」

 

積牙は立ち上がろうとするが、その時には既に三影はレイアップを決めていた。

 

積牙「(ぐっ………俺じゃダメなのか………?)」

 

積牙は悔しそうな様子を見せる。しかし、そんな彼に手を伸ばしたのは以外にも三影だった。

 

三影「立てよ。俺を倒したいならここで悔しがってる場合じゃないぜ」

 

三影はそう言って積牙に立つ事を促す。積牙は驚く様子を見せながらも、三影の手を借りて立ち上がった。

 

積牙「あ、ありがとうございます………」

 

積牙は三影に感謝の言葉を口にすると、積牙は三影に背を向ける。そんな彼の背を見た三影は………

 

三影「………お前、積牙とか言ったな」

 

声をかける際に積牙を名前で呼んだ。

 

積牙「はい………? そうですけど………?」

 

積牙は困惑する様子を見せる。

 

三影「思うように行かなくて悔しくなる気持ち気持ちよく分かるぜ。俺もこの鬼ヶ島でユニフォーム取るまで苦労したからな」

 

三影は積牙を気にかけるようにそう呟く。積牙は首を傾げていたが、積牙の肩に手を置くと………

 

三影「でも、強くなるには諦めずに取り組み続けるだけだ。お前はまだまだスタミナがあるみたいだ………なら試合時間いっぱいまで俺に挑戦をし続けろ、積牙!」

 

普段のバカな様子が嘘のように積牙を鼓舞するのだった………

 

 

 

三影に圧倒され焦り始める積牙を救ったのは意外にも対決中の三影だった。果たして、積牙にとって三影の言葉はどう響いたのか………!?

To Be Continued………




次回予告
三影の言葉で再起した積牙は三影に挑み続ける。これにより積牙の中でも成長が見え始め………!?
次回「動きが良くなっている」
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