三影相手に必死に対抗する積牙だが、実力による差で苦しめられてしまう展開に。だが、そんな彼を救ったのは三影であり、彼は積牙へ再起を促すのだった………
三影の言葉に驚く様子を見せていた積牙。しかし、彼の言葉を聞いた積牙の中では確かに変化が起こっていたようであり………?
積牙「………ありがとうございます、三影さん………!!」
積牙の口からは自然と感謝の言葉が漏れだしていた。
三影「気にすんなって。敵チームだろうと、落ち込んでいる奴は放置出来ない性分なんだ、俺は」
三影はそう言うと、積牙の肩を優しくポンポン叩き、小走りでディフェンスへと走り出した。三影の背を見た積牙は………
積牙「(よーし………! 俺も負けないぞ………!!)」
自分の中で大きな気合を入れるのだった………
そして、三影の言葉が大きく響いたのか、この時から積牙の動きに変化が見られた。
積牙「はあああっ!!」
積牙は相変わらず三影に翻弄されていたものの、積牙の動きは少しずつ良くなっていた。
三影「おっと………!! (積牙の動きが良くなっている………! 俺の言葉が相当効いたみたいだな………!!)」
三影は驚きと共に嬉しそうな様子を見せていた。鬼ヶ島の攻撃時、積牙をかわした三影だったが………
積牙「まだまだー!!」
積牙はそれでも諦めずに食らいつき、ボールに向けて手を伸ばした。
三影「うおおおっ!?」
これには三影も驚いていた。しかし、積牙の手は惜しくも三影の腕に当たってしまい………
審判「イリーガルユースオブハンズ! 白10番!!」
積牙はファールを取らされてしまった。
積牙「くそっ………ファールか………!!」
積牙は悔しそうな様子でそう呟くと、嫌々右手を挙げる。しかし、積牙のプレイを目の前で見た三影は喜び混じりの表情を浮かべ………
三影「すげぇ………やるな、積牙!!」
三影はそう言って喜ぶ様子を見せる。彼の中で積牙の成長がとても嬉しくなったのだろう。
五十鷹「こら、三影! 試合外ならまだしも、試合中に相手チームの選手の成長を喜んでどうする! このバカ!!」
しかし、あくまで今は巫魔vs鬼ヶ島の対決。積牙と三影は敵同士な為、敵選手の成長を喜んだ三影に対し、流石の五十鷹も怒りを見せる。
三影「ひええっ!! すんません!!」
五十鷹に叱られる三影は後輩の顔であり、彼のバカな面が見えていた。
積牙「(この光景………巫魔の中で沢山見た事あるな………)」
その光景を見ていた積牙は、巫魔でも似たような事がよくある事を思い出していたのだった………
三影の言葉で立ち直った積牙は、試合の中で成長を見せ始めていた。果たして、積牙は三影に届く事が出来るのか………!?
To Be Continued………
次回予告
試合が進む中で、積牙の成長は確かなものになっていた。そして何度目かの積牙と三影の対決の時、積牙の動きは最高のものとなっており………!?
次回「負けられないんだ」