美矢とチームメンバーの関係から打開策を見い出せず、頭を悩ませるゆう。そんな彼は、監督のゆうかからの励ましの電話を受け、少しは落ち着きを取り戻した優だったが、直後に美矢からの呼び出しを受ける。彼の様子は真剣なもので………?
優達は巫魔第三公園へとやってきた。そこにいたのは美矢1人だけだったが………
美矢「やあ、キャプテン。夜分遅くにすまないな」
美矢は少し雰囲気が違っていた。
春香「あら? 髪、切りました?」
どうやら、美矢は放置していた髪をばっさりと切り、ショートカットにしていた。
美矢「まあ、厄落としだよ………といっても、信じて貰えないだろうが」
美矢は少し暗い様子だった。
優「………それより、用件はなんだい?」
優は今の暗い話をするよりも、本件を聞く事に。
美矢「いやさ………キャプテン。どっかで見た事ある気がしたんだけど………思い出したよ………アンタだったんだな。ミドレーユ・ゴッドって」
………それは、優がバスケ部に隠している真実だった………
優「………え?」
優は突如、頭を強く殴られた錯覚を感じた。
春香「………どうしてその事を………? バスケ部の皆さんにもお話していないのに………」
これには部員の中で唯一真実を知っている春香も驚いていた。
美矢「いや、実は前から巫魔の試合を見ていて、キャプテンがイカれたオフェンス力してるなって思ってたけど………茨城のバスケ部が弱い宗教学校なんかで私の事を知っていたのを見て………確信したよ」
どうやら、優達の知らぬ間でバスケ部の試合を見ていた事、巫魔高校で唯一自分が元バスケ選手だった事を知っていた事から確信をしたようだ。
優「………まさかアンタに先にバレるとは………頼むからバラさないでくれよ? ………今の僕は白宮優だ」
優は半分慌てる様子で、自分がミドレーユである事を認めると同時に、言いふらさぬよう釘を刺す。
美矢「いや、バラす気はないけど………というか、分からねえよ。なんで中学までのシュート力を捨ててまで、ダンク戦術をしているのか………」
美矢はミドレーユとしてのプレイスタイルを捨ててまで、ダンクにこだわる優に理解が出来なかった。
美矢「練習じゃ当たり前のように外しているけど、本当は違うんだろ?」
美矢がそう言って優に問いかける。
優「………アンタには関係無いだろ。帰ろう、春香」
優はそう言って、春香と共に帰ろうとする。すると、美矢は優に向けてバスケットボールを投げてくる。
優「っ!? な、なんだよ………!?」
優は困惑する様子を見せた。
美矢「丁度そこにバスケットゴールがある。ダンク以外で決めろよ」
美矢は優にダンク以外のシュートを放つよう要求した。
優「嫌だよ。結果は見えてる」
優はそう言ってボールを返そうとするが………
美矢「外したらチームにお前の事をバラしてやる」
美矢は真剣な表情でそう呟いた。それを聞いた優は………
優「………喧嘩売ってんのか、美矢………!?」
珍しく怒りを顕にした。だが、美矢は動じない。それを目にした優は………
優「………いいよ。君に教えてやる、美矢………! 僕をおちょくる事がどんなに無駄な事か………!!」
優はそう言うと、スリーポイントラインの外に立ち、シュートを放った………
優は美矢にミドレーユとしての自分を見抜かれてしまった。更に、優に本来のシュート力を求める美矢。果たして、このシュートの行方は………!?
To Be Continued………
次回予告
公園での事から一夜明け、巫魔は県大会4回戦に挑む事に。ゆうかは、美矢を初っ端から使う事を決め………?
次回「意義は認めません」