巫魔がアウェーの空気に飲み込まれそうになり、精神的に追い詰められてしまう。しかし、そんな場面で優が{究極のダンク(アルティメットダンク)}を決めてゴールを破壊した事で空気は一変し………!?
ゴールが破壊された為、会場スタッフが慌ててゴールの交換作業をしていた。その間は試合が止まる事となり、優達巫魔メンバーはコート内で集まっていた。
美矢「キャプテン、あの場面での{究極のダンク(アルティメットダンク)}を決めたのは流石だが、無理して狙いに行くものだったのか?」
美矢は、先程優が強引に決めた{究極のダンク}の必要性を問いかけた。
優「………戦術面ではいらなかった。というか、僕がPGやってるのにダンクを狙いに行くとか、普通に考えたらバカな行動だろうね」
これに対して優は戦術面での必要性はない事を理解していた事を口にした。
光一「じゃあなんで狙ったんだ………?」
続けて光一は優に対し、そう問いかける。優は少し黙った後に、観客席の方に視線を向ける。
優「………十原さんとの対決を避けた結果を招いた事に対するケジメをつけたつもりだ。観客が騒ぎ立てる可能性を考慮しなかった訳では無いけど………正直あそこまで言われちゃ皆も萎縮しちゃうだろうなってのは容易に分かった。だから無理してでもダンクを狙いに行った。そういう訳だよ」
優は巫魔の空気がアウェーになってしまった事で、本来のパフォーマンスを発揮出来なくなる程に萎縮してしまっていた事を察知していた。そしてその空気を作る作戦を提案したのは優であり、その責任を感じた故の強硬策であったのだ。
積牙「キャプテン………」
積牙は優の言葉に驚いていた。少しして優は頭を下げ………
優「………皆にはとてつもないプレッシャーをかけてしまって申し訳無かった」
チームに謝罪の言葉を投げかける。そして、頭を上げると………
優「でも、どうか皆にはどんな空気であろうと全力で取り組んでほしいんだ。また君達にプレッシャーを与える連中が出てきたら、その空気を僕がぶっ壊してやる。だから、安心してプレイして欲しい。頼む!」
春香達に対して、全力のプレイを求めた。もし再びプレッシャーを与える空気になった時には自分が何とかすることを約束して。
春香「勿論です。ね、皆?」
一番最初に頷いたのは春香だった。春香は美矢達3人も同じ気持ちである事を問いかける。
美矢達「おおー!!」
3人の気持ちは同じだった。それが確認されたと同時に、ゴールの交換作業が終わったようであり、審判が笛を鳴らしていた。
優「よーし、試合時間は後4分! スコアは67vs60! このまま勝ち切ってみせるぞ!!」
優はチームを仕切り、気合を入れる。
春香「おおー!!」
春香達はそれに応えるように声を上げるのだった………
優の決めた{究極のダンク}でチームの雰囲気が大きく和らいだ。残り時間は4分。果たして、強豪鬼ヶ島相手にこのまま逃げ切る事は出来るのか………!?
To Be Continued………
次回予告
試合再開後、観客は我に返ったかのように鬼ヶ島メンバーを応援し出す。しかし、優の言葉で立ち直った美矢達はもう惑わされず………!?
次回「もう惑わされはしない」