幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

342 / 650
前回までのあらすじ
優によって立ち直った巫魔メンバー。それにより観客のヤジにも動揺すること無く最前のプレイングを見せつけたのだった………


第342話 最後まで油断するな

残り時間4分。その間に当たる2、3分間、巫魔は特に動揺する事は無かった。しかし、鬼ヶ島の実力は常に全国ベスト4に君臨し続けるだけあって侮れるものでは無かった。

 

十原「俺達は負けない! 最後まで全力で挑んで、巫魔高校に勝つ!!」

 

十原はそう言って、巫魔ゴール下のインサイドラインにまで迫ってきた。

 

積牙「止める!」

 

しかし、そこには積牙と光一が走ってきた。十原はパスをしようと周りを見るが、左右それぞれ優と美矢の2人が立っていた。

 

十原「(左右へのパスは難しいか………なら………!)」

 

双方へのパスが不可能と判断した十原は後ろへジャンプ。手はシュートの体勢に入っていた。

 

積牙「フェイダウェイ………!?」

 

積牙は、十原の動きを見てフェイダウェイを狙いに来た事を確信する。

 

光一「油断するなよセッキー! 例の{ロウフェイダウェイシュート}かもしれねぇぞ!」

 

光一は、第2Qで十原が放った{ロウフェイダウェイシュート}を警戒。2人は十原の放つタイミングまで飛ぶのを押さえる。今回もほぼ寝たままのフェイダウェイであり、シュートが放たれたタイミングにおいて、2人は全力でジャンプした。

 

十原「(俺が放ったタイミングで飛んできたか………確かに悪くない作戦だ………)………でも、俺の{ロウフェイダウェイシュート}は止められない!!」

 

しかし、フェイダウェイシュートの高さは2人の全力のジャンプを持ってしても届かず、ボールは2人の頭を超える………

 

優「まだだ!!」

 

しかし、そこへ優が走ってきて、優は大ジャンプから手を伸ばす。優の手のうち、中指がギリギリでかすった。

 

十原「なっ………!? (ギリギリ届いた………!? 高さが足りなかったか………!?)」

 

これには十原も驚きを隠せずにいた。そして、優が微かにボールに触れた事でボールの精度が微妙に狂い、ボールリングにぶつかったと同時に跳ね返った。これには観客席の修也も喜ぶ様子を見せた。

 

修也「落ちた! このままリバウンド取れれば!」

 

巫魔メンバーに突如訪れたチャンス。

 

三影「俺を忘れてもらっちゃ困るってもんだ!!」

 

しかし、そこへ走り込んできた三影は一足早くジャンプしてボールをキャッチ。一度地面に着地した後にそのままレイアップを放ってスコアを詰めてきた。

 

美矢「くそっ! (キャプテン達3人をブロックに使わされたせいでリバウンドで出し抜かれてしまったか………!!)」

 

美矢もこれには悔しそうな様子を見せていた。しかし………

 

優「まだまだ! 最後まで油断するなよ!!」

 

優はチームを鼓舞し、チームに対して最後まで試合に挑むよう指示を飛ばす。その姿を見ていた修也は………

 

修也「ふっ………流石ミドレーユだよ。この場面で切り替えられる姿勢はやっぱキャプテンだわ」

 

優のチームを鼓舞する姿勢に、感心を見せるのだった………

 

 

 

残り時間が刻一刻と無くなっていく中、巫魔と鬼ヶ島の激闘は一進一退の状況を見せていた。果たして、巫魔vs鬼ヶ島戦の結末は如何に………!?

To Be Continued………




次回予告
残り時間は一気に過ぎ去りスコアは72vs69。この場を守りたい巫魔だが、積牙が痛恨のファールを取られてしまい2点に加えフリースローを許す絶体絶命の危機に陥ってしまい………!?
次回「乗り越えた上で勝つんだよ」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。