幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
三影がフリースローで選んだのはわざと外した後に、決勝点を十原に託す事だった。しかし、優は最後の最後で十原の{ロウフェイダウェイシュート}を攻略。試合は72vs71のスコアで巫魔の勝利に終わったのだった………


第345話 決勝も頑張ってくれ

光一「よっしゃあああ!! 決勝戦だ!!」

 

勝利に対し大きく喜ぶ巫魔メンバー。遂に決勝の舞台へ立つ瞬間が訪れ、優勝まであと一歩に迫ったのだ。

 

優「ふうっ、危なかった………でも、この試合は皆のお陰で勝てた………よくやってくれた!」

 

優はそう言うと、仲間達の肩を叩く。

 

美矢「なーに言ってんだ、キャプテンも試合の功労者の1人なくせに………!」

 

美矢はそう言うと、優の肩を叩き返した。

 

優「痛っ!? やってくれたな美矢ー!!」

 

優は直後に肩を叩き返す。しかし、優達の光景は、観客席の修也達から見て微笑ましいものであった。

 

修也「(ミドレーユ………お前なら本当に優勝出来るかもしれないな。俺にとってお前はとてつもなく凄え奴なんだからな………!)」

 

修也は心の中で、優達が大会を優勝出来る可能性を本気で感じていた。その一方、鬼ヶ島のメンバーは巫魔に僅差で敗れた事に涙を見せていた。これに対し三影も涙を見せていた。そして、十原だけは涙を見せておらず………

 

十原「(俺の夏は終わりか………結局、この3年間で優勝は掴めず無念だ………でも、俺はこの試合で確信した気がするよ………巫魔高校は強い。決勝で守城に当たろうが魔帝に当たろうが………100%負ける………そんな事は断じて無いだろうね)」

 

逆に巫魔高校が決勝戦を勝ち抜く未来。その可能性を感じ取っていた。そして、十原達は優達の前に立つと………

 

十原「優くん、巫魔高校の皆、決勝も頑張ってくれ。君達ならきっと優勝出来る。この試合で俺達を倒したんだ。自信持って戦ってくれよ!」

 

優達の決勝戦を応援する言葉をかけた。それを聞いた優は………

 

優「はい! 絶対、決勝戦も勝ってみせます!」

 

そう言って、十原と握手。巫魔高校と鬼ヶ島高校の対決はこの握手を持って終わりとなった。この様子に会場は掌を返したように歓声をあげる。

 

アリサ「うーわ、掌返しとか無いわー」

 

観客席に座っていたアリサは毒舌を吐いた。

 

芽衣「あはは………まあまあ」

 

修也や芽衣達はアリサの言葉に苦笑いの表情を浮かべていたのだった………

 

 

 

そして試合を終えた巫魔はベンチで撤収作業をしていた。

 

積牙「今日の俺達の試合、不思議と長く感じた気がするんですけど………まだ終わりじゃないんですよね………?」

 

その最中、積牙は不穏な事を呟くようにそう言った。

 

優「………そうだね」

 

優は積牙の言葉に頷いた。その直後、観客は巫魔vs鬼ヶ島戦以上に観客の歓声が響いた。優達が両ゲートを見ると、片方のゲートからは戦記良太率いるイバラキ代表守城高校、もう片方のゲートからは大牧大河率いるキョウト代表魔帝高校が出てきた。

 

優「次の試合は東の王者守城高校と西の王者魔帝高校………どちらもウチより強いチームだ………」

 

そう、次の試合は巫魔と鬼ヶ島の試合すら前座に思える程の頂上決戦。果たして、この試合に勝つのはどちらなのか………!?

To Be Continued………




次回予告
試合開始前、撤退作業中の優達に声をかける戦記。戦記は優達に今回の試合をよく見ておくよう言いつけ………?
次回「この試合は目を離すな」
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