幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
鬼ヶ島との激闘を制し、遂に決勝まで進んだ巫魔。そして次の試合は守城高校と鬼ヶ島高校の頂上対決であり、最強と最強がぶつかる事になるのだった………!


第346話 この試合は目を離すな

優の言葉に巫魔高校のメンバーは、驚きを隠せず言葉を出せなかった。

 

優「驚くのも無理は無い………守城も魔帝も鬼ヶ島とは違う意味での最強チームだからね」

 

優はチーム内で言葉を失うのも当然だと考えていたのか、続けてそう呟く。すると、そこへ守城高校のメンバーがやってきた。

 

戦記「………久しぶりだな、優」

 

戦記は優に対して声をかける。

 

優「お久しぶりです、戦記さん」

 

優は戦記に挨拶をし返す。

 

戦記「お前達の試合は見ていた。古豪鬼ヶ島相手によく勝てた。3年程前の全国大会なら、お前達は鬼ヶ島を倒せた時点で実質優勝が確定したとも言えただろう」

 

戦記は鬼ヶ島を破った巫魔を賞賛する。しかし、ただ褒めるだけではなく、不穏な言葉も呟いた。

 

優「分かってます。2年前の大会から………守城と鬼ヶ島が一気に台頭するようになった………貴方や大牧さんの登場によって………全国のバランスは大きく変わってしまった事など………」

 

優は不穏な言葉の意味を理解していた。守城や魔帝は昔から全国トップクラスだった訳では無い。2年前に戦記良太と大牧大河。この最強の2人が加わった時に全国のパワーバランスは大きく変わった事を。

 

優「全国大会で守城高校と魔帝高校は3年連続準決勝以上で激突する事になった。その事から貴方達のチームが如何に異次元であるかなど容易に想像が出来ますよ」

 

優は続けてそう言った。彼の中では守城が上がってこようが、魔帝が上がってこようが、巫魔にとっては苦戦必死。それを分かっていた為、表面上は平静を見せていても心の内で警戒心を崩す事は無かった。

 

戦記「………現実を見据えた目だ。しかし諦めも無い。お前の全国優勝に対する想いは県大会から変わってないようだな、優」

 

優の言葉と彼の覚悟を読み取った戦記は、どこか安堵する様子を見せた。

 

戦記「………いいか、この試合は目を離すな。決勝戦でどちらが上がろうがお前達にとっては格上が相手になる。しっかりと見ておくんだな」

 

戦記はそう言うと、荷物をベンチへ置いた。優達は荷物を持つと………

 

優「分かってます。それと戦記さん。試合頑張ってくださいね………!」

 

戦記の言葉に頷くと共に、戦記達の試合を応援する。

 

戦記「フッ、言われるまでもない」

 

戦記は笑いを零しながらそう返した。直後に優達はコートを後にし、戦記達は優達を見送ったのだった………

 

 

 

守城高校vs魔帝高校。どちらが上がってきても巫魔にとっては苦戦必死の試合となる事は確定していた。そのため、優達にとっても今回の試合は目を離す事が出来ない重要な試合であったのだった………

To Be Continued………




次回予告
守城と魔帝。因縁の対決において両チームは共にベストメンバーで挑む事に。優達巫魔にとっても目を離せない試合は最高の盛り上がりで始まろうとしており………?
次回「最強同士は読めないよ」
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