幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
守城の戦記と会話をする優達巫魔。戦記からは守城vs魔帝の試合をしっかりと見るよう告げられる。それは、どちらが勝っても巫魔にとっての強敵となる事が理由であり………?


第347話 最強同士は読めないよ

戦記のアドバイスを聞いた優達は観客席へ向かう。観客席はいつもよりも混雑していたが………

 

修也「おーい! ミドレーユ!!」

 

修也達が席を取っておいてくれたようで、巫魔メンバーは席に座れた。修也の近くにはアリサと芽衣、そして蜜柑高校のメンバーが引き続き座っている。

 

修也「取り敢えず準決勝勝利おめでとう。まあ決勝があるから結局気休めにもならないと思うけどな………」

 

修也は優に対し労いの言葉をかける。

 

優「ありがとう。でも、こんなに緊張感が走るのは実に久しぶりの事だ」

 

優はそう言って、守城と魔帝に対し凄まじい緊張感を見せていた。

 

修也「そういえば、ミドレーユはどっちが勝つとみている?」

 

修也は続けて優に対し、この試合で勝つのは守城と魔帝のどちらかを問いかける。

 

優「………さあね」

 

この時の優は、意外にも答えを出さなかった。

 

修也「意外だな。お前ならどっちかを挙げると思ってたのに………」

 

修也も優のこの返答には驚いていた。

 

優「………流石に今回はレベルが違いすぎる。確かに過去の実績面で見れば魔帝高校だろう。あの高校は2年間守城高校を破っている。しかし、そのスコアは過去2試合においても僅差だった。一昨年は65vs63、去年は58vs56。どっちも1ゴールのロースコアで終わってる。試合途中がどうなろうと、最終的なスコア差は引き離せねぇんだよ、どちらのチームも」

 

優は過去2試合の結果を例に挙げながら理由を語る。

 

優「………個人的に自分の観察眼を幾らか信用しているつもりだが………最強同士は読めないよ。そもそもの土俵が違うんだから」

 

優はそう言って、この試合は予測が非常に難しい事を呟く。

 

修也「その辺の学校相手なら、魔帝はいつも100点ゲームで守城も15点差を開けて勝ってるからな。両チームがぶつかると楽勝ゲームにはなんないんだろうな」

 

修也はそう言って、両チームの強さを改めて考えていた。すると、審判の笛が鳴り響き………

 

観客「おおっ! 守城と魔帝が戦うぞ!」

 

コートに両チームのスタメンが登場し、会場を湧かせる。

 

優「………両チーム共にベストメンバーか………まあ、予想出来たことではあるが………」

 

優は両チームともベストメンバーでの登場を目にする。

 

優「どっちが上がってきても苦戦する………か。全国大会最後にとんでもねえ爆弾を落とされるのが確定してるってのは嫌なもんだな………」

 

優はどちらが上がってきても巫魔にとっては苦戦確実な為、複雑な心境を抱いていたのだった………

 

 

 

遂に始まる守城vs魔帝の対決。因縁の混ざった頂上決戦を制するのは果たしてどちらなのか………!?

To Be Continued………




次回予告
両チーム共にベストメンバーで登場し、試合が開始。ジャンプボールを守城側が制すると、戦記はC湯津を活かしたプレイングを見せ………?
次回「俺達は負ける気などない」
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