幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
遂に始まろうとする守城vs魔帝の頂上決戦。優ですらその勝敗を読めない程に勝負のレベルは次元が違うようであり………?


第348話 俺達は負ける気などない

今回の試合のスタメンは以下の通りである。

 

 

 

守城高校(白)

PG 4番 戦記良太

G 7番 山野理香

SF 8番 井間紀伊

PF 6番 栗原敷無

C 5番 湯津張磨

 

魔帝高校(黒)

PG 8番 鮎川莉奈

SG 7番 夢野美幸

SF 6番 天川音美

PF 5番 嶋川六太郎

C 4番 大牧大河

 

 

 

両チームのキャプテン、戦記と大牧は試合開始直前に対面し、握手をする。

 

大牧「今年も勝利は貰うぞ、良太」

 

大牧は3年連続の勝利をもぎ取ろうと燃えていた。

 

戦記「調子に乗るなよ大河。俺達は負ける気などない」

 

戦記はこの時ばかりは普段の冷静さの裏から勝負に対する情熱が見え隠れしていた。そして2人の握手の後、大牧と湯津の2人がセンターサークルに立つ。

 

湯津「俺にはろくに目もくれずか………」

 

湯津は大牧に対してそうボヤく。

 

大牧「見下してなんかいねぇよ湯津。お前は俺の知る限り、ニホン内で俺と渡り合えるかもしれない数少ない1人なんだからよ」

 

大牧は湯津を見下す事はなく、寧ろ脅威に感じていた。そしてボールが高く打ち上げられたタイミングで………

 

湯津「おりゃああ!!」

 

湯津が大牧相手にジャンプボールで競り勝った。

 

優「(湯津さんがジャンプボールを征した………!)」

 

試合の開幕と共に湯津がボールを戦記の方へ叩き落とした。

 

戦記「よし、上がれ!」

 

戦記はボールを手にした途端に指揮をする。

 

大牧「来るぞ! 莉奈、良太をマークだ!!」

 

大牧もすぐにディフェンスに対する指示をする。そして鮎川が戦記のマークに付くが………

 

戦記「遅い!」

 

戦記は鮎川を軽々と抜き去った。

 

大牧「(さっすが良太………鮎川もこの1年でかなり鍛えてきたんだけどな………)」

 

大牧によれば鮎川は決して弱い人物ではないようだ。つまり戦記は鮎川よりも強い選手である事が分かる。そしてゴール下では大牧と湯津の2人が競り合っていた。

 

大牧「(確かにお前は強いよ良太。しかし、湯津のマークをしてるのは俺だ。そうなればどうする………?)」

 

大牧は湯津との競り合いに対する戦記の答えを問う。

 

戦記「湯津! 飛べ!」

 

そして戦記が出した答えは、湯津を飛ばすものだった。

 

光一「飛べって………一体何を考えてんだ!?」

 

観客席で見ていた者達も戦記の指示に驚いていた。しかひ、戦記がボールをゴールの方に向けて投げると………

 

湯津「任せろぃ!!」

 

湯津は戦記を疑う事無くジャンプ。

 

大牧「マジかよおい………!」

 

大牧もこれには驚いていた。そして、湯津は空中でそのままボールを受けると、そのままダンクを決めた。

 

アリサ「アリウープ………!!」

 

戦記が湯津を飛ばせたのはアリウープを完成させる為だった。これには会場中の観客を驚かせた。

 

優「(湯津さんを飛ばせたのはアリウープを狙う為………しかし、湯津さんも戦記さんをまるで疑う事無くジャンプしていた………相変わらず信頼しあっているな、あの2人………)」

 

優も戦記と湯津がアリウープを完成させた事に驚いていたが、同時にその裏には大きな信頼があった事を察知するのだった………

 

 

遂に始まった頂上対決。どちらもスタメンで挑む中、先制点を取ったのは守城高校だった。果たして、試合の流れはこのまま守城へ流れるのか………?

To Be Continued………




次回予告
先制点を奪った守城に対し、魔帝が反撃。守城は魔帝の攻撃を防ぐ為に戦記が指示を飛ばすが………?
次回「簡単には止められねぇよ」
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