美矢が優を呼び出したのは、優がミドレーユ・ゴッドだと気づき、それを真実か確かめる為だった。珍しく怒りを見せる優は、自分の事をバスケ部の人間にバラすかを賭けた勝負に挑み………?
翌日、ゆう達は県大会の会場である体育館に来ていた。そう、この日は田武高校との試合である。
そして、巫魔高校と田武高校はアップを行う。優は今回は出場しない為、ベンチで様子を見ていた。
湯津「田武か………また昨年ベスト8の強豪校が相手とは強豪だな………」
戦記と湯津も今回の4回戦を見に来ていた。
戦記「優抜きでこんな高校を倒せないようなら、巫魔は全国へは行けないだろう」
戦記は現在の巫魔の様子を見ていた。すると………
???「あれ? あの高校!」
突如、戦記達を指さす人物が。
戦記「………どこの高校の人間だ」
戦記は声の聞こえた方を向く。そこには3人のジャージを着た2人は女子、残る1人は男子がいた。
湯津「あ、確か東京の友力高校ってとこの選手だよ。ほら、昨年全国ベスト16の新興高校」
そこにいたのは、友力の高校の選手にして、元優のチームメイトであった修也、アリサ、芽衣の3人だった。
戦記「東京からわざわざ来るとはな。目当てはどっちだ?」
戦記はそう問いかけると………
アリサ「ユー目当てに決まってるじゃん」
アリサの言葉から優目当てだと理解した戦記は………
戦記「東京にもファンがいるとは、面白い学校だな、巫魔は」
フッと、微かにだか笑ってそう呟いた。しかし、直後、修也達は巫魔の12番のユニフォームを着る美矢を見て首を傾げた。
修也「あれ? あんな選手いたっけ? 12番は別の女の子じゃなかったか?」
修也がそう言うと、戦記達もそれに気づいた。
湯津「そういや、確か夢野明日香とかいう女の子が12番だったはずだよな? というかルール違反じゃねえのか?」
湯津は首を傾げた。
戦記「………大会委員会へ選手変更を申請し、正式な手続きを行えば、選手交代は可能だ。まあ、強豪校でもあまりやらないが」
戦記はそう言って、選手が変わった理由を語る。
芽衣「あの人、どこかで見た事ある気がする………」
芽衣は美矢を見て、どこか既視感を見せたのだった………
そして試合開始前、優達巫魔選手はベンチにてミーティングをする事に。だが、巫魔ベンチは珍しく荒れていた。
光一「な、何言ってんだよ………!?」
光一はゆうかに対し声を荒らげる。
ゆうか「………聞こえなかったかしら? この試合は美矢ちゃんを使うわ」
ゆうかは試合に美矢を起用する気だった。
光一「な、なんでこんな奴を使うんだよ!! 俺は反対だ!!」
光一はそう言って反対する様子を見せた。
ゆうか「異論は認めません」
しかし、ゆうかは引き下がらない。
光一「ぐうっ………!」
光一はゆうかを睨みつけるが………
ゆうか「文句があるなら貴方は使いません」
ゆうかがそう言うと、光一は嫌々黙った。そして、巫魔のメンバーは以下の通りとなった。
巫魔高校(黒)
PG 12番 天野 美矢
SG 5番 白宮 春香
SF 10版 江野 積牙
PF 14番 炎塚 ほのか
C 17番 相田 光一
優「………正直不安は大きいが………頼むぞ、美矢………!」
優はそう言って、試合を見守る事を決めたのだった………
第4回戦、田武高校との試合。巫魔内は荒れながらも、美矢を加えて試合に挑む事に。果たして、その行方は………
To Be Continued………
次回予告
美矢を加えた巫魔高校は最初から攻め、美矢は序盤から鮮やかな戦術とパスを魅せる。その様子を見た芽衣は、気になっていた選手が天野美矢だと気付き………!?
次回「天野美矢だ」