守城vs魔帝の対決。守城に先制を取られた魔帝だったが、大牧が初手から大技{破壊のダンク(デストラクションダンク)}を見せつけ、同点となったのだった………
その後、守城vs魔帝の対決。試合は第1、第2Qと動くが………
観客「第2Qに入っても守城と魔帝が同点………ってか2点差から開かねぇぞ!?」
試合は守城の戦略も相まってか24vs24とロースコア。更に2点差になる事はあっても3点差以上に動く事は無く、両チームは未だに併走している状態だった。
春香「試合があそこまで拮抗するなんて………」
春香はこの光景には驚きを隠せずにいた。
優「最強チーム同士がぶつかった結果がこれか………でも、戦記さんと大牧さん。あの2人の実力を考えたら拮抗状態になるのも分かるかも………」
優も未だに試合が進まない事に驚いていたが、同時に2人の最強の実力から拮抗状態に納得していた。
修也「どういう事だ、ミドレーユ?」
修也は優の言葉に対して首を傾げる。
優「僕と十原さんがぶつかった時と同じさ………いや、もしかしたらそれ以上かも………」
優は、先程の巫魔vs鬼ヶ島の試合で一時起きていた優と十原の2人による膠着状態の話を挙げた。
芽衣「確かに………あの2人はどちらも甲乙付け難い実力者。そしてこの拮抗はマッチアップを通り越して、チーム全体の動きに回っている………ミドレーユくんと十原さんのパターンとはそもそもの土俵が違うから………意図して避ける事もままならない状態であるといっても過言じゃないだろうね………」
優の例に対し、芽衣が上手くこれを解釈。そう、戦記と大牧はそもそもが全国トップクラスの選手である上に、どちらもチームに対して指示や声かけをしたりなど、チームの中心として機能している。そのチームの中心としての動きもまるで互角である事から、両チームは拮抗状態を作り出してしまっていた。
湯津「くそっ………戦記! このまま拮抗状態はまずい! そろそろ何とかしないと………!!」
実際湯津が今の拮抗状態に危機感を覚え、戦記に状況の変化を訴える。
戦記「………分かっている」
守城の攻撃。戦記は湯津の言葉に対しそう言いながら、ゆっくりとドリブルで上がっていく。
大牧「(良太は基本的に自分からは攻めてこない………7番から攻めてくる事は無いし………6番と8番がたまに決めてくるけど………基本は湯津だ。つまり、湯津を押さえられれば話は変わってくる………!)」
大牧は戦記の攻めはほぼ無いと読んでおり、守城の攻撃の起点である湯津を徹底的にマークする。しかし、戦記は鮎川をかわした後、素早い動きでそのままスリーポイントシュートを放った。
嶋川「スリー!?」
戦記はここまで一度もシュートを打っていなかった為、会場の誰もが驚いた。そして、戦記のスリーは見事に決まった。
戦記「見くびるなよ大河。攻撃において守城の持つ矛は湯津だけではない………俺を忘れるな………!!」
戦記は大牧の考えを読んだ上でスリーを放っていた。戦記の言葉を聞いた大牧は思わず笑いをこぼし………
大牧「ふっ………やってくれんじゃねえか!!」
戦記に対してそう言い返すのだった………
第2Qに入ってもなお拮抗状態に陥り、試合が動かない中、戦記は試合の流れを変え始めた。果たして、戦記vs魔帝の対決の流れはどのように変化していくのか………?
To Be Continued………
次回予告
拮抗状態を破るべく戦記は本格的に策を張り巡らせる。これにより、守城得意の防御戦術が魔帝の攻撃力を削いでいく………
次回「俺達の土俵に乗ってもらうぞ」