幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
戦記による奇策へ走る守城。しかし、それは勝負を捨てた訳では無く、魔帝を倒す戦記のれっきとした策であり、その成功で遂に守城がリードを奪う事に成功したのだった………


第352話 反撃を始めるとするか

守城の策が見事に成功し、第2Qは37vs28と守城が逃げ切る形で終わった………

 

 

 

守城ベンチでは監督の夢流が戦記達の前に立ち………

 

夢流「試合の流れは幸先が良いわね。でも、あくまで今は私達がちょっとだけ先を走っているに過ぎない………油断せずに行きなさい」

 

戦記達に対し、相変わらず油断をしないよう呼びかける。

 

戦記「はい。大河がこのまま終わる訳が無い。俺はそれを強く知っています」

 

戦記は夢流に対してそう返し、巫魔など他の高校と対峙した時と同じく、特に油断する様子を見せず、寧ろ気を引き締める様子を見せたのだった………

 

 

 

そして、魔帝ベンチでは………

 

鮎川「ごめんなさい! さっきからボールをスティールされてばかりで………!!」

 

鮎川はチームメンバーに謝罪をしていた。

 

天川「だ、大丈夫よ! 莉奈ちゃんのプレイは正確だし………! 寧ろ戦記良太相手によく頑張ってるわよ………!!」

 

天川は必死に鮎川をフォローをしていた。そして魔帝高校監督である若い男の監督三浦亮二は………

 

三浦「鮎川、お前が守城の戦記良太相手に通用しないのは分かっている。しかし、お前は今のままプレイを続ければいい………では、反撃を始めるとするか。大牧、攻撃と守備範囲を広げる事を許可する」

 

鮎川に責任を追及する事はせず、大牧に次の策を行う指示をする。攻撃と守備範囲を広げるとは果たしていったい………?

 

 

 

一方ベンチの優達は………

 

優「あの人が魔帝監督の三浦亮二か………」

 

魔帝の監督、三浦に視線を向けていた。

 

結衣「凄い人なんですか?」

 

いつもの如くバスケを知らない結衣が首を傾げながら問いかけた。

 

優「バスケの元日本代表選手だよ。確か2年前くらいから魔帝の監督になったんだけど、それ以前には全日本チームの監督もやったりと………はっきり言ってニホンの監督の中で1番凄い経歴の持ち主なのは間違い無いだろうね」

 

優曰く、三浦の経歴は全ニホンの監督の中で群を抜いているらしい。

 

優「後これは全くの余談だけど………守城監督の夢流真矢の旦那さんなんだよ」

 

優は最後に余談を呟いた。

 

結衣「へぇ………って、結婚してたんですか!?」

 

結衣は最初軽く流していたが、少しして声を粗げながら驚いた。

 

優「声が大きいよ………」

 

優は呆れた様子でそう呟く。

 

優「まあ気づかないのも無理は無いわな。夢流さん、仕事の時は旧名の夢流真矢の名前使ってるし………それと中3の娘さんがいるらしくてね、バスケ選手で今海外なんだとか」

 

優は更に余談を呟く………そうこうしている内にインターバルが終わり、試合が再開される事に。

 

夢流「時間ね。皆、精一杯やりなさい………!」

 

夢流は選手達を送り出す。その際、魔帝監督の三浦に視線を向け………

 

夢流「(………亮二くん、私は最後まで手を抜く気は無い………絶対にね………)」

 

相手が実の夫であれ、守城の監督として手を抜く気は無い事を考えていた。

 

三浦「よし、行ってこい!」

 

そして、魔帝監督の三浦も選手達を送ると夢流へと視線を向け………

 

三浦「(悪いがここから逆転させてもらうぞ、真矢ちゃん………!)」

 

妻が相手でも手を抜く気は無く、本気で逆転の目を考えていたのだった………

 

 

 

監督同士の意外な経歴が発覚する中、第3Qが始まろうとしていた。果たして、その行方は………!?

To Be Continued………




次回予告
第3Qに入り守城は戦術を継続する。しかし、大牧は現状を崩す為、次の策に動き出し………!?
次回「俺の範囲は」
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