幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

353 / 650
前回までのあらすじ
戦記の策により一気に37vs28の9点差で守城がリードを得ていた。しかし、魔帝もここから反撃の策を展開しようとしており………?


第353話 俺の範囲は

山野が戦記へボールをパスし第3Qが開幕。戦記がドリブルでボールを運び………

 

戦記「井間!」

 

戦記は井間へボールをパス。するとそこへ天川が走ってきて、嶋川も栗原を押さえながらフォローに回れるような立ち位置だった。

 

井間「………戦記さん!」

 

井間はすぐさま戦記へボールを戻す。そして直後に戦記はスリーを放ち、いよいよスコアを12点差へ広げた。しかし、魔帝の面々はこれに動揺する事は無く………?

 

大牧「よし、行くぞ皆!」

 

大牧の言葉で遂に反撃体勢に入った。ボールは鮎川がドリブルで運んでいたが、大牧は前線に上がるスピードが先程より落ちており、湯津の方が余裕でゴール下の方へ先に着いた。

 

戦記「(大河の動きが遅くなった………? ありえん、奴のスタミナは40分走れるくらいには無尽蔵に近かったはずだ………!)」

 

戦記はこの光景に違和感を覚えていた。そして、鮎川と戦記が対面した時、大牧はゴール下から少し離れた所に立っていた。

 

湯津「おい大牧! お前Cだろ!? なんでゴール下に来ねぇんだよ!?」

 

湯津は事の状況に首を傾げていた。

 

鮎川「大河先輩!」

 

しかし、鮎川はそんな状況でも大牧にボールをパス。守城は湯津を中心とした井間、栗原の2人をゴール下近くに設置したディフェンスフォーメーションを展開する。

 

大牧「………そういや良太には言ってなかったっけな」

 

大牧は一言そう呟くと、突如スリーポイントラインの外へ立ち、ボールを手にシュートを放った。

 

戦記「何っ………!?」

 

大牧がスリーを放った事に会場内の誰もが困惑。そして大牧の放ったシュートは………綺麗にゴールへ入ってしまった。

 

積牙「せ、Cがスリー!?」

 

Cであるはずの大牧がスリーを決めた事に誰もが驚きを隠せずにいた。

 

大牧「シュートに対する俺の範囲は………スリーポイントラインを超えたんだってな」

 

大牧は続けてそう言い放つ。そしてまさか過ぎる展開を目にした戦記もこれには珍しく驚いており………

 

戦記「(インサイドから突然アウトサイドへシフトした………!? こんな馬鹿な真似が出来るのは俺の知る限りでは優しかいない………!)」

 

大牧と同じ真似が出来るのは優しかいないと考え、多数が真似出来ない大牧の戦術に驚きを隠せずにいた。そして………

 

修也「おいおいおい!? インサイドプレイヤーがスリー撃つなんて………ミドレーユみたいなオールラウンダーだったのかよ、大牧大河って男は………!?」

 

観客席で見ていた修也は、大牧がオールラウンダーなのかと驚き、動揺を隠せずにいたのだった………

 

 

 

大牧の攻撃範囲が恐ろしい程に広い事は、会場内の誰もを驚かせた。果たして、これが魔帝逆転のきっかけとなるのか………!?

To Be Continued………




次回予告
大牧の異常過ぎる攻撃範囲に守城は為す術が無かった。そしてこれにより、守城のリードが崩れ始め………!?
次回「止める方法は無いのか」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。