幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
大牧が本領を発揮し始め、1人で試合の流れを変えてしまった。これにより守城のリードは崩れ始めたのだった………


第355話 奴にも弱点はある

そして大牧1人による試合の支配は遂に守城に対し王手をかけており、第3Q終了時に47vs46の1点差になった。ここまでくれば守城のリードなど誤差に過ぎない状況に陥っていた………

 

守城ベンチ………

 

湯津「参ったな………まさか大牧1人にうちが振り回されるなんてな………」

 

湯津は大牧1人の異次元な強さに驚きを隠せずにいた。

 

山野「キャプテン………大牧さん相手に私達じゃ勝てないのでしょうか………?」

 

山野は大牧の強さを見て、怯えるような様子を見せていた。

 

戦記「………奴の強さは確かに全国最強クラスだ。俺とて奴と真正面から戦っても勝ち目は無いだろう………」

 

戦記は大牧相手に真正面から挑んでも勝ち目がない事を悟っていた。

 

戦記「………しかし、奴にも弱点はある」

 

ところが大牧にも弱点がある事を考えていた。

 

湯津「弱点だと………? 奴はお前よりも強いんだろ!?」

 

湯津は驚きを隠せずにいた。

 

戦記「………奴の弱点というのはその強過ぎる所にある。はっきりいって、大河とその他4人の選手のレベルに差があり過ぎて連携が出来ない………」

 

戦記が弱点と指摘したのは、大牧の強過ぎる所だった。

 

山野「連携が出来ない………?」

 

山野は首を傾げた。

 

夢流「大牧くんの全力に、他の4人の選手は着いて来れない。それに大牧くんが仲間達以上の働きをする事が出来るから余程の事態に陥らない限りパスをする必要は無いって事………天上天下唯我独尊………とでも言うべき強さかしらね」

 

そこに監督の夢流が補足説明。大牧が全力を出す事は魔帝の選手達を置いてけぼりにするという前代未聞の弱点を生む事になるのだと言う。

 

湯津「おいおい………巫魔の優くんでもそんな事にならないだろ………大牧の強さはそんなに味方を突き放すレベルなのか………?」

 

この話を聞き、湯津は驚きを隠せずにいた。巫魔の中で実力が高い優も単独で5人抜きなど高校生にしてはレベルの高い選手だが、大牧はそれ以上に上手い分、他の味方が機能しなくなるという極端過ぎる長所と短所を持った選手だった。そして、先程から大牧がたった1人で守城を掻き乱している分、他4人の選手がまるで機能していない事を優も察知しており………

 

優「(妙だ………さっきから大牧さんしかボールを持っていない………大牧さん以外の4人は確かに魔帝のベストメンバーのはず………あれじゃ完全にワンマンチーム………そんな馬鹿な事があるのか………?)」

 

優はワンマンチームのような状況に陥っている魔帝に驚きを隠せずにいたのだった………

 

 

 

追い詰められる守城だが、同時に大牧の弱点にも気づいていた。互いに押される仲でこの試合を征するのは果たしてどちらなのか………?

To Be Continued………




次回予告
大牧を相手に戦記は別の策を張り巡らす。それはチームメンバーと連携した、大牧を罠に嵌める戦術であり………?
次回「なんでも1人で出来ると思うな」
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