幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

357 / 650
前回までのあらすじ
大牧相手に戦記が狙ったのは大牧以外の魔帝選手を放置するボックスワンだった。奇策の範疇を通り越した血迷った戦術に思われたが、大牧の弱点を前にこの作戦は成功したのだった………


第357話 守りを崩されたら負けだ

修也「おいおい、どうしたんだよミドレーユ?」

 

修也は優に対し首を傾げる様子を見せる。

 

優「あのボックスワン………もし大牧さんがパスしたらどうするんだって思ったが………成程、100%の大牧さんにパスは使えないのか………!」

 

優もこの場面で大牧の弱点を読み始める。

 

アリサ「さっきのパスミス? ………偶然じゃないの?」

 

アリサは先のパスミスが頭に浮かんだが、それが何故100%の大牧がパスが使えないに繋がるのか疑問に感じていた。

 

芽衣「………ミドレーユくんが言いたいのはこうじゃないかな。100%力を発揮する大牧さんはアスリートとかがよく言うゾーンの域。自分の力を抑える事無くプレイ出来る状態だから、パワーやスピード、フィジカルは他を寄せつけない程になる………」

 

そんな中で芽衣は頭の中で何かに気づいたようであり、口を開いた。

 

光一「ゾーン? 確かに試合中のバスケ選手がゾーンに入ったなんで話は聞くが………なんで遠回しな言い方………?」

 

光一は芽衣の遠回しな言い方に首を傾げるが………

 

春香「ゾーン………これは私の仮説ですけど………もしかしてそのパワーとかスピードってパスにも影響したりします………?」

 

春香は大牧が見せた圧倒的な個人技で発揮されていた100%のパワーやスピードがパスにも影響する可能性を頭に浮かべた。

 

優「ご明察。そう考えると、大牧さんはこれまで100%を出さずにチームに合わせていた。しかし戦記さんに小細工は通用しないばかりかそこから一時は出し抜かれた。だから大牧さんは100%を出さざるを得なくなった………パーフェクトオールラウンダーと呼ばれたあの人の事だ。1人でなんでもこなす。そんな思考が頭を回れば自分の全力を引き出す事は容易だろうね」

 

優は大牧のプレイングを読んだ。そう、大牧は滅多に100%を出さない選手。だが、100%の実力を出せば忽ち他のチームを寄せ付けなくなる………同時に味方も置いてけぼりにする諸刃の剣だが………

 

優「こうなりゃ守城がやる事は1つ。このリードを維持するだけだ」

 

これにより、守城に必要なのは今のリードを持って逃げ切る事だった。

 

観客「うおおっ! 湯津の攻撃を大牧が止めたぞ!!」

 

だが、守城は大牧1人を相手に点が取れない。

 

優「………守城で大牧さんを出し抜けるオフェンス力を持つ選手は一握り………こうなったらもう守城がやる事は守りきって逃げる………もし守りを崩されたら負けだ………巫魔の相手は魔帝になる………!」

 

優は今の戦況を説明。果たして、この戦況の行方は………!?

 

 

 

守城vs魔帝は僅差を維持したまま最終局面へ突入。果たして、勝利を掴むのはどちらなのか………!?

To Be Continued………




次回予告
試合開始から残り1分に至るまで両チーム無得点のまま試合が進む。47vs46の局面にて、戦記は決定的と言えるスリーを決め………!?
次回「致命傷になればいいが」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。