9分以上の拮抗が続く中、試合を動かしたのは戦記のスリーだった。決定的とも言える展開を前に大牧の心は燃えており………!?
そして魔帝の反撃。それでも魔帝は大牧単独の攻めに出た。
美矢「魔帝は戦術を変えないな。あくまで大牧単騎逆転する気なのかね」
美矢は大牧単騎による攻めを止めない魔帝に首を傾げていた。
芽衣「現在は50vs46。魔帝が負けない為には無失点かつ最低4点を取るしかないよ。スリーは戦記さんと7番の山野ちゃんがいるせいで狙えたものじゃないだろうし………」
芽衣は魔帝が敗北しない条件を口にした。しかしそれには恐ろしく高いハードルを乗り越える必要がある。
優「(芽衣の言う手段の実現はとてつもなく難しい………1分も無い上にボックスワンを破らない限り魔帝に勝ち目は無い………)」
優は魔帝の圧倒的不利を感じていた。だが、大牧とてそんな事は分かっていた。
大牧「(時間ない上に俺の方が圧倒的不利………んな事は分かってる。まあ、負ける気はねえけど………な!)」
大牧はそう考えると、ドリブルで上がっていく。そんな彼の前に山野が立ちはだかり、戦記達4人もスリーポイントラインの内側で待ち構えていた。
大牧「(………こん中に入れば俺はプレッシャーをかけられる………それはごめんだ………)」
大牧はそう考えながら山野をかわしてインサイドに入り込む。戦記達4人はゾーンプレスを仕掛けようとした。
大牧「………俺は止められねぇ………良太、例えお前でもな………!!」
大牧はそう言うと、そのままシュートを放った。
戦記「何っ!?」
これには戦記も驚きを隠せずにいた。そして、大牧のシュートは見事に炸裂し、スコアは50vs48の2点差に。
戦記「(ゾーンプレスが完成する前にシュートしたのか………大河め、咄嗟にこんな真似を行えるとは相変わらずの上手さだ………)」
戦記は大牧の土壇場の好プレイに驚きながらも、関心を見せていた。そして優もこの光景に驚いており………
優「(大牧さんが土壇場で守城の牙城を破った………! 荒業っちゃ荒業だけど………やっぱり侮れないな、あの人のレベルは………)」
大牧が土壇場で見せた強さについて言及をしていた。
優「………まだ分かりそうもないな。どちらが勝つか………」
優はこの状況を目にすると、一言そう呟いた。まだどちらが勝つか分からない。これは優が目の前の光景を目にして考えた試合状況の分析であった………
大牧の意地のプレイで試合は再び2点差に狭まった。この土壇場においても両チームの対決は勝敗が読めない果てしないものであった。果たして、この勝負の勝敗の行方は………!?
To Be Continued………
次回予告
守城の攻撃が大牧に止められ、試合時間は残り10秒を切った。何としても失点を防ぐ事を目指す守城に対し、大牧が選んだプレイングは………!?
次回「俺の答えはこれだ」