2点差の僅差において行われた守城最後の攻撃を、間一髪で防いだ大牧。そして奇跡のスリーを決めた事で、試合は魔帝の勝利に終わったのだった………
劇的な大逆転勝利に喜ぶ魔帝の面々。それに対して守城の選手達は戦記を除いて悔しそうに涙を流していた。
戦記「(………結局は勝てずじまいだったか。けれどまあいい。俺達のプレイは過去最高のものだった。悔いは無い)」
戦記も敗北による悔しさを感じていたが、同時に満足を感じてもいた。そして、両チームのメンバーがセンターサークル内で整列すると………
審判「51vs50で、魔帝高校の勝ち!」
審判により、試合終了が宣言される。
選手達「ありがとうございました!!」
3年に渡って続いた激闘がこれで終わり、両チームの選手達は握手を交わしていた。そして、戦記と大牧の2人も握手をして………
大牧「俺達の対決は終わりだな。ちゃんと約束、守れよ?」
大牧は2人の対決が終わった事を告げると共に、そう呟いた。
戦記「ふん、分かっている」
戦記はそう呟くと共に………
戦記「………言っておくが決勝の巫魔は強いぞ。決して油断しない事だ」
大牧へ巫魔への警戒を促した。
大牧「お前が期待しているチームなのは分かってるさ。油断しないようにはするよ」
大牧はそう言って握手を終えると、戦記達に背を向けてベンチの方へと戻って行った。
戦記「本当に分かっているといいのだがな………」
戦記はどこか心配な様子でそう呟くのだった。そして、観客席で魔帝が決勝戦の相手となる事がわかった巫魔は………
優「………帰るぞ。決勝戦は明日。これから残りの時間を使って練習する」
優の言葉で戻って練習する事になった。そして共に試合を観戦していた修也達は………
修也「俺達も手伝うよ。対魔帝想定にならねえかもしれねえけどな………」
優達の練習に協力する事を申し出た。
優「ありがとう、修也!」
優は協力をしてくれる事を喜ばしく思い、修也達の申し出を受けるのだった………
一方その頃、戦記達は撤収作業の最中にこんな話をしていた。
湯津「………なあ、さっき大牧との話を聞いてたけどさ、約束ってなんだ?」
湯津は、戦記と大牧の2人の会話の中にあった約束というワードが引っかかったようだった。
戦記「ああ、あれか? あれはな、今年の試合で勝った方が行きたい大学を負けた方も受験する。そして同じチームになって共に戦う………そういう約束だ」
戦記は湯津に対して約束の概要を語る。
湯津「へぇ………って、ええっ!? って事は、守城大学に進学しねぇの!?」
湯津は話を聞いてから少し経って、驚きの声を上げた。
戦記「ああ。俺達の大学の進路先は決まった。俺達が行くのはキョウト大学だ」
戦記は湯津に対し、自らと大牧の進路志望先を語る。
湯津「めっちゃ名門校じゃねえか!! 今からの勉強で間に合うのか!?」
湯津は驚いた様子でそう言葉を返す。
戦記「間に合わせるさ。俺はいつもそうして生きて来たからな」
戦記はそれを実現させるつもりだった。彼の様子からもその強い自信は現れていたのだった………
激闘を制した守城vs魔帝の対決が終結し、大会は残すところ巫魔vs魔帝の決勝戦のみになった。果たして、最後の対決はどのようなものとなってしまうのか………!?
To Be Continued………
次回予告
魔帝との対決に向けて、最後の練習を行う巫魔。そんな中、優は不思議と調子が良いようであり………?
次回「わくわくしてるんだ」