幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
大会会場において遂に巫魔vs魔帝の試合が行われようとしていた。優達巫魔は挑戦者として魔帝に挑むと大牧に対し宣戦布告。それを聞いた大牧も優達を相手に迎え打つ事を宣言するのだった………


第366話 盛り上げてくれるね

大牧への宣戦布告の後、両チームのメンバーは準備運動を行い、試合へ挑む姿勢を見せていた。そして両チームコートに出ようとした時の事だった。

 

アナウンス「これより、両チームのスターティングメンバーを紹介致します」

 

なんと会場アナウンスにおいて両チームのスタメンの紹介を行われる事になった。

 

戦記「ほう、今年はそんなものをするのか」

 

どうやら例年行われている行事ではないらしく、唐突に行われたものでは無いかと戦記は考えた。

 

アナウンス「まずは黒のユニフォーム巫魔高校から………4番白宮優」

 

最初に紹介されたのは巫魔キャプテンの優。優がコートに立つと会場は大きく盛り上がりを見せた。

 

修也「ミドレーユも有名人になっちまったな。元から有名人だった気もするけどな………」

 

修也は苦笑しながらそう呟く。

 

湯津「速野とか滝川とかイバラキの連中にもこの光景を見せてやりたかったなぁ」

 

戦記の隣にいた湯津はそう呟く。すると………

 

赤薔薇達「優くーん!!」

 

なんと巫魔高校の優達のクラスメイト、赤薔薇達応援団がかけつけていた事が今になって発覚した。修也達とは少し離れた所に座っていたので気づかなかったが………

 

湯津「うおっ!? 巫魔の応援団!? 決勝戦見に来てたのか!?」

 

湯津は彼女等の存在に驚きを隠せずにいた。いきなり会場が喜びを見せる中………

 

アナウンス「5番、白宮春香」

 

2人目に春香が登場。

 

赤薔薇達「春香ちゃーん!!」

 

当然赤薔薇達は春香にも声援を飛ばす。春香はにこやかに手を振りながら優の方へ駆け寄ると………

 

春香「まさか赤薔薇さん達が駆けつけてくれるなんて思いませんでしたね」

 

春香達は優に対してそう呟く。優は特に表情を変えなかったが、喜びが隠しきれないのか、思わず笑いを見せていた。

 

アナウンス「10番、江野積牙」

 

続いてコートに出たのは積牙。しかし、優や春香の盛り上がりから一転して、声援は一気に落ちた。

 

積牙「ええっ………俺声援少なくないですか………?」

 

積牙はやや落ち込んだ様子で優達に対しそう呟く。

 

優「安心しろ。君は強いさ。それは僕が保証する」

 

優はそう言って積牙の強さを認めていた。

 

積牙「キャプテン………!」

 

積牙は嬉しそうな様子を見せる。すると………

 

三影「積牙! お前の力を見せ付けてやれ!!」

 

鬼ヶ島の三影が積牙を応援する。

 

積牙「三影さん………! よーし、やるぞ!!」

 

自分を応援してくれる人がいる。それだけで積牙はやる気を見せた。優はそれを見て微笑みを見せた………

 

アナウンス「12番、天野美矢」

 

続いて登場したのは美矢。美矢の登場には積牙以上の注目が見られ………?

 

天野宮「美矢! 頑張れ!!」

 

その中には鈴川の天野宮の応援もあった。

 

美矢「浩二………!」

 

美矢は嬉しそうな様子をみせながら天野宮に視線を向けていた。

 

アナウンス「17番、相田光一」

 

最後に登場したのは光一。

 

光一「ふっはは!! 俺が巫魔最強のC、相田光一様だ!!」

 

光一はそう言って大々的に登場する。しかし、会場はシーンとしていた。

 

光一「な、なんでだよ!?」

 

光一は落ち込む様子を見せる。

 

優「言わせとけとも言えないな、こりゃ………」

 

優もこの時ばかりは光一に同情を見せた。しかし、これによって巫魔メンバーが全て揃い………

 

観客「巫魔! 巫魔! 巫魔!」

 

観客達は巫魔を応援するコールを行った。それを聞いた優は驚く様子を見せつつも………

 

優「ふっ………盛り上げてくれるね………!!」

 

会場の盛り上がりを好意的に見ていたのだった………

 

 

 

スタメン紹介という意外な形でスタートする事になる巫魔vs魔帝。今回は巫魔側の紹介であり、予想外にも盛り上がりのあるスタートとなったが、魔帝側の紹介は果たしてどのようなものになるのか………?

To Be Continued………




次回予告
続いて魔帝側の選手紹介が行われる。魔帝側のスタメンは誰もがレベルの高い選手であり、巫魔以上の盛り上がりを見せ………?
次回「流石にそうだよな」
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