決勝戦という事で両チームのスタメンが紹介される。最初に巫魔から5人のスタメンが紹介。巫魔側の紹介だけでも盛り上がりが見られ、優はその反応を好意的に捉えるのだった………
アナウンス「続いて、白のユニフォーム魔帝高校。4番、大牧大河」
続く魔帝側のスタメン紹介。最初に登場したのは魔帝の主将大牧大河だった。
観客「大牧!! 大牧!!」
観客は大牧コールに包まれた。それ程に大牧大河という男の人気がわかる。
優「(大牧さん………多分このコートに立つ選手の中では1番強い………どうしたもんかね………)」
優も大牧がコート上で1番強い選手であると直感していた。
アナウンス「5番、嶋川六太郎」
続いて登場したのはPFの嶋川。彼は大牧や光一程では無いが、積牙程の身長であり、同ポジションの優よりは当たり前のように高い選手である。
嶋川「大河、ぶっちゃけていいか」
嶋川は大牧に対し声をかける。
大牧「なんだ、六太郎?」
大牧は首を傾げる様子を見せる。
嶋川「………俺自信ねぇ。湯津とやり合える奴なんだろ、あの4番」
嶋川は弱音を吐いていた。
大牧「おいおい、諦めるには速いだろ………」
それに対し大牧は呆れた様子を見せていたのだった………
アナウンス「6番、天川音美」
次に登場したのはSFの天川。彼女は身長は160cmくらいだか、シュート力は全国でも高い。噂では鬼ヶ島の十原に次ぐ程と評価されているようだ。
天川「………そうね、六太郎が頑張らないなら私が頑張るしかないわね」
天川は嶋川の弱音を聞いていたのか、逆に憎まれ口をたたいた。
嶋川「むっ! 俺の力を舐めるな、音美!」
嶋川はムキになってそう言い返した。
優「あの………大丈夫ですか?」
これには優が本気で心配する様子を見せていた。
大牧「大丈夫。コイツらは競い合う仲だから」
大牧は特に諌める気は無かった。というよりこのまま口論させた方が伸びるタイプらしい。
優「………それは嫌なタイプだ」
優はどこか巫魔との親近感を感じたようであり、思わずそう呟いたのだった………
アナウンス「7番、夢野美幸」
そのような悶着が起こる中、次に登場したのはSGの夢野。彼女はスリーポイントシューターとしては全国五指に入るプレイヤーでもあり、名の知れたプレイヤーである。彼女はコートに入るなり春香の前に立つと………
夢野「貴女が白宮春香ね。よろしく、夢野美幸よ」
彼女に握手を求めた。
春香「よろしくお願いします」
春香は握手に応じる。その光景を見た大牧は………
大牧「(美幸が握手を求めるなんて珍しいな。それ程この5番ちゃんが気になるか………?)」
その光景に珍しさを覚えていたのだった………
アナウンス「8番、鮎川莉奈」
最後に登場したのはPGの鮎川。しかし緊張している様子を見せており………
鮎川「よ、よろぴくお願いしみゃす!」
挨拶の際に呂律が回っていなかった。
美矢「(だ、大丈夫かこの子………?)」
これには美矢も心配する様子を見せた。しかし、これによって魔帝メンバーも勢揃いし………
観客「魔帝! 魔帝! 魔帝!!」
会場は魔帝コールに包まれる。その光景を見ていた優は………
優「(会場が魔帝コールに包まれた………まあ全国トップクラスだし流石にそうだよな………)」
会場の殆どが魔帝を応援する雰囲気を嫌でも感じ取り、納得させられていたのだった………
巫魔vs魔帝の試合は、選手紹介の時点で声援に大きな差があった。果たして、巫魔はこの逆境を跳ね除けて戦う事が出来るのだろうか………!?
To Be Continued………
次回予告
魔帝一色の空気の中、試合が開幕する。大牧は光一を相手にジャンプボールを制したが、優はそれを織り込んだ奇襲を考えており………!?
次回「先手必勝だ」