幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
ペース配分の関係で優が抜ける事になってしまい、インサイドは弱体化してしまう。しかし、他の巫魔メンバーは奮闘する様子を見せ、優の抜けた穴を補填しようとするのだった………


第372話 優真のお陰で

優真「伊吹先輩、交代です………!」

 

優真は伊吹と交代する形でコートに入る。

 

伊吹「………頼む」

 

伊吹は悔しそうな様子で優真に後を託し、コートに去った。優真は美矢へ近づき………

 

優真「美矢さん、私がPGに入ります。インサイドはよろしくお願いします」

 

美矢へ弱体化しているインサイドの補強を頼んだ。

 

美矢「おう! PGは頼むぞ!」

 

美矢はそう言って美矢の頭を優しく撫でる。2人のチームメイトとしてのやり取りを見ていた優は………

 

優「………美矢と優真の蟠りもここ2ヶ月余りで晴れたな」

 

元々関係が最悪だった美矢と優真の2人のように嬉しそうな様子を見せていたのだった………

 

 

 

そして試合は夢野から鮎川にボールが渡り再開。

 

鮎川「(PGが変わった………あの子は天野美矢さん程上手くないのはこれまでの試合で分かっているから少し余裕は出てくるかな………?)」

 

鮎川は優真の事をそう考えていた。総合的な実力は鮎川の方が上、そんな事は優真も分かっていた。優真は鮎川とマッチアップした際、彼女の様子を伺った。

 

優真「(………私に変わったから余裕を見せ始めた………)」

 

鮎川は優真が相手となり少し緊張感が薄れた事を悟った。しかし、優真にとってそれは隙だった。鮎川の持つボールに対し優真は手を伸ばし、ボールをスティールした。

 

鮎川「ああっ!?」

 

鮎川は驚きを見せていた。優真はボールを拾うと………

 

優真「速攻!」

 

速攻を宣言し、ドリブルで上がった。

 

優「(よく今の段階でスティールが取れたな、優真………!)」

 

優真の動きに優は内心褒める様子を見せていた。そして巫魔メンバーが前線へ上がる。

 

美矢「優真! 私に回せ!」

 

嶋川の前に立つ美矢はパスを要求する。光一を押さえていた大牧は………

 

大牧「12番に回させるな、六太郎!」

 

嶋川に声をかける。しかし優真はコート内の人間が美矢と嶋川に注目したタイミングで積牙へ鋭いパスを送った。

 

天川「っ! しまっ………!!」

 

マークしていた天川は虚をつかれた。その隙に積牙は鋭いドライブで天川をかわし、シュートを放った。積牙の放ったシュートは弧を描いてゴールへと入った。

 

光一「よーし! {ソニックジャンパー}炸裂だ!!」

 

光一は喜ぶ様子を見せる。そして、美矢も優真の方へと走ると………

 

美矢「ナイス! 優真のお陰でまた1歩突き放したぜ!!」

 

美矢は優真の頭をわしゃわしゃと撫でる。

 

優真「えへへ………」

 

優真は嬉しそうな様子を見せていた。そして、観客席で優真を見ていた芽衣は………

 

芽衣「優真ちゃん、また一段と上手くなったね………!!」

 

自分が認めたライバルの成長に嬉しそうな様子を見せていたのだった………

 

 

 

優真の活躍と美矢が伊吹のポジションについた事で魔帝へ混乱を与えていた。果たして、この調子はどこまで伸びるのか………!?

To Be Continued………




次回予告
優抜きで立ち回った巫魔は、第2Qに入っても優位を見せていた。しかし、積牙のファールや光一があまり活躍出来ていない事からまだまだ油断は出来ないようであり………?
次回「油断ならないね」
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