優真が加わった事で美矢がインサイドに回った。更に優真の場を読んだ策で追加点を獲得したのだった………
優を欠いた巫魔だが、第1Qは28vs16の12点差で終える。そして、第2Qにおいてもこの有利は大きく動いていた。
春香「はあっ!」
春香、積牙、美矢の3人が得点源となり、魔帝相手に優位に立ち回っていた。
観客「うわあああー!! またスリーだ!!」
観客の歓声は驚きに包まれていた。巫魔が魔帝を相手に優位という状況にまだ困惑があるようだ。そして、魔帝監督の三浦は現時点で魔帝が思った以上に押されている現状を目にし………
三浦「(4番、白宮優………奴が離脱すれば少しは楽になると思っていたがそんな事は無かった………真矢ちゃんが危険視する訳だ………)」
三浦はこれ以前に守城監督の夢流と、巫魔について話をしていた様子を見せた。しかし、巫魔への危険はそこまで実感出来ていなかった事が伺える。だが………
審判「プッシング! 黒10番!」
積牙がファールを犯したのを目にした際に三浦はこんな事も考えていた。
三浦「(しかし、巫魔とてこの状況に慢心している訳ではない。何せ不安材料はある。10番の江野積牙は確かに全国クラスのポテンシャルを持っているが、ファールが多いのは見過ごせない欠点だ。特に巫魔には彼の代わりとなる選手はいない。何せ全国区なのはスタメン5人と………素人だが侮れない18番影美優真。この6人しかいないのだからな)」
そう、巫魔とて余裕な訳では無い。巫魔は全国のチームからすればベンチの層が薄い。となれば、6人のうち誰かが離脱するのはあまりにも痛すぎる。そして、まだ問題が無くなった訳ではない。
光一「うおおっ!!」
それは光一の方にもあった。光一が必死に奮闘する中………
大牧「うおおりゃああ!!」
光一は大牧相手に殆ど活躍が出来ていなかった。実際この苦戦は試合が進む度に光一の中で響いて来たようであり………
光一「くそっ! (大牧の野郎相手に全然何もさせてくれねぇ………!!)」
光一はフラストレーションが溜まっていた。光一の様子を見た優は………
優「………光一のイライラがハッキリしてきたな。大牧さん相手ともなると無理は無いか………」
光一の内心を察していた。そして………
優「油断ならないね、魔帝高校は………」
優はそう言って、余裕を見せられない様子を見せる。
優「(それに………大牧さんが本気を出す素振りも無い………相手監督の策か、大牧さんが本気になっていないのか………)」
優は複雑な心情で試合を見ていたのだった………
第2Qにおいて有利を保ちながらも、その不安は晴れない巫魔。果たして、優の持つ不安はどの場面において現れるのだろうか………!?
To Be Continued………
次回予告
第2Qを41vs33の8点差で終えた巫魔。しかし、ここから巫魔にとって絶望の展開が訪れる前兆が現れ………!?
次回「嫌な予感がする」