幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
第3Q開幕と同時に全力を発揮して巫魔の選手を圧倒する大牧。それにより巫魔の危機が訪れ始めたのだった………


第376話 逆転したな

大牧はフリースローを撃つ事となるが、難なくこれを沈めて41vs36へと点差を縮めた。

 

春香「まだ5点のリードがあるわ! 落ち着いて!」

 

春香はボールを拾い、チームを鼓舞すると優真へボールをパス。優真はドリブルで上がるが、大牧は優真の方へ素早い動きで走っていくと、優真からあっさりボールをスティールした。

 

優真「ああっ!?」

 

優真は何も出来ず立ち尽くす事しか出来なかった。大牧が再びインサイドへ入ってきたのを目にした積牙は………

 

積牙「俺が止める!!」

 

必死にディフェンスへ向かう。しかし大牧は積牙の前で意図的に止まり、そこでシュートを放つ。

 

積牙「なっ!? (しまった! このままじゃ手が………!!)」

 

積牙はディフェンスの為に手を伸ばしていた。しかし、大牧が突然足を止めてシュートを撃ってしまった事で、積牙の手は大牧の手を思い切り叩いてしまった。更に大牧の放ったシュートは見事に決まり………!?

 

審判「イリーガルユースオブハンズ! 黒10番! バスケットカウント、ワンスロー!!」

 

これで積牙は2ファールとなりスコアは41vs38。更にフリースローを許してしまう事に。

 

優「(数十秒で2回目のフリースロー………!!)」

 

優は大牧が2連続で3点プレイを決めた事に対し、驚きを隠せずにいたのだった………

 

 

 

そして、大牧は再びフリースローへ挑む。全力の大牧がシュートを外す事は無く、見事にこれを決めてスコアは41vs39となった。

 

優「まだ2点差だ! 落ち着いて行けー!!」

 

優はチームの雰囲気が押されるのを警戒し、ベンチから声を張り上げる。そして、春香から優真へボールをパスし、優真は懸命にドリブルで上がるが………

 

大牧「(こんな素人のちっこい子に俺が止められる訳無いだろうが!!)」

 

大牧は優真が初心者である事に気づいてしまい、軽々とスティールした。

 

優真「………!! (また抜かれた………!!)」

 

まるで作業のようにボールをスティールされた事態に、優真は絶望を感じていた。

 

美矢「積牙! 春香!」

 

美矢はすぐさまディフェンスの陣形を敷こうとするが、大牧は優真をかわした後、スリーポイントラインの外からシュートを放った。

 

春香「(スリー………!!)」

 

Cとしては規格外のシュートライン。しかし、{パーフェクトオールラウンダー}の異名を与えられた大牧にとって、スリーを決める事など容易いものであった。

 

観客「決まったー!!」

 

試合再開からたった1分。その間に9点のスコアを獲得した大牧のプレイに会場は大いに喜びの声をあげた。

 

戦記「とうとう魔帝が逆転したな………」

 

戦記はこの瞬間に試合の流れが変わった事を実感した。前半の巫魔有利の流れは最早消えたのだ。そしてこの瞬間にブザーが鳴り響いた。

 

審判「巫魔、タイムアウト!!」

 

これには巫魔監督のゆうかもタイムアウトを取らざるをえなくなった。

 

大牧「(タイムアウトか………しかし、無駄な事だと思うけどなぁ………)」

 

だが、大牧は特に動じる事は無かったのだった………

 

 

 

巫魔優位から一転して魔帝有利に持ち込んだ大牧。大牧1人に翻弄される巫魔は、絶望の沼へとハマってしまったのだった………

To Be Continued………




次回予告
疲労した優真に変わり、試合へ戻る事となった優。しかし、優が戻ってきた事が完全な安心に繋がる訳ではなく………!?
次回「最悪だよ」
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