幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

377 / 650
前回までのあらすじ
大牧1人に手も足も出ない巫魔選手達。これにより、巫魔は第3Qの1分間であっという間に9点を奪われてしまい逆転されてしまう。これにより、巫魔は慌ててタイムアウトを取らざるを得なくなったのだった………


第377話 最悪だよ

慌ててタイムアウトを取った巫魔。しかし、春香達は息をあげていた。

 

ゆうか「………優くん、優真ちゃんと交代ね」

 

ゆうかの采配で優はコートに戻る事に。しかし、巫魔メンバーは苦しそうな様子が拭えず、優も心配を隠せなかった。

 

優「(最悪だよ………大牧さんの力に皆絶望してしまっている………! ………なんとか、この空気を変えられるようにしないと………!)」

 

優は巫魔が押しつぶされそうになっている魔帝の空気を晴らす事を内心で考えていた。それから少しして試合が再開。ボールは巫魔ボールとなり、美矢がPGへ戻り、優はPFのポジションに戻った。

 

美矢「………行くぞ!」

 

美矢はドリブルで上がる。しかし、直後に大牧がボールをスティールした。

 

美矢「くそっ! (私でもダメなのか………!?)」

 

美矢は絶望を感じていた。

 

優「(美矢の指示、テクニックを持ってしても対応が出来ないなんて………!)」

 

優は美矢の実力を上回る大牧の力に言葉が出てこなかった。そして、優と大牧のマッチアップ。

 

大牧「(良太すら警戒をしている巫魔の4番、白宮優。俺ですらその恐ろしさはよく分かっている。しかもコイツ、伸び代が半端ねぇ。高校2年生であれだけ出来てまだ進化の余地があるのは底知れねぇ………)」

 

大牧はすぐには優を抜こうとしなかった。それは彼自身が本能的に優を恐れる心がどこかにあったからだ。

 

大牧「(………だが、100%の力を発揮出来る俺は負けねぇ。全力の俺に着いてこれる奴なんてニホンにゃいねぇ。あり得るとすれば………良太だけだ!!)」

 

しかし、大牧が信じたのは誰も着いて来れない100%の自分だった。大牧は素早いドライブで優をかわした。

 

優「(かわされた! だけど………!)」

 

だが、優は素早く後ろへ下がる。

 

大牧「(速いライン下げ………確か{ニンジャディフェンス}って奴か。一度抜いたと思わせてからのスティール。このスピードは普段の俺なら絶対回り込まれる………普段の俺なら………な!)」

 

ところが、大牧はトップスピードでドリブル。優の必殺ディフェンス{ニンジャディフェンス}を強引にかわした。

 

優「なあっ!? (バカな………!?)」

 

優もこれには動揺を隠せなかった。

 

春香「優さんのディフェンスを無理矢理突破した………!?」

 

そして、優の高いディフェンス力を強引に突破した大牧に対し、春香も驚きの声を上げた。

 

積牙「俺が止める!!」

 

積牙はディフェンスに走る。しかし、大牧は構わず突っ込み、ダンクを狙う。積牙はディフェンスを試みるが、大牧と接触。積牙は大牧のパワーにぶっ飛ばされ、大牧はダンクを沈めた。そして審判の笛が鳴り響き………!

 

審判「………バスケットカウント、ワンスロー!!」

 

三度大牧の3点プレイが形成されてしまうのだった………

 

 

 

全力の大牧を前に優すら手も足も出ない絶望的状況。そして巫魔のメンバーも絶望に押しつぶされそうになっていた。このまま巫魔は魔帝に何も出来ないまま潰されてしまうのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
優は果敢に大牧に挑むも、大牧の力技とも言える100%の実力に手も足も出なかった。大牧に得点を量産されていく中、優の中でも焦りが見え始めてしまい………!?
次回「僕が何とかしなきゃ」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。