タイムアウト後、冷静さを取り戻した優は大牧とマッチアップ。優は大牧相手にパスを選択。春香へのスリーへと繋げた事で、巫魔はようやく第3Q初得点を掴んだのだった………
続く魔帝の攻撃。優が大牧を出し抜いたとはいえ、大牧が絶好調なのには変わりなく、すかさず大牧が巫魔のディフェンスをかわしてレイアップを決めた事でスコアは44vs65となった。
芽衣「また20点差………! 折角春香さんがスリーを決めたのに………!!」
再び20点差となってしまった中、コート上にて優は春香へと近付き………
優「………大牧さんが止められない今、こっちもスコアを稼ぎ続けるしかない。春香はとにかくスリーだ。君のシュートを起点に追い上げる」
彼女にとにかくスリーを打たせる戦術を伝えた。
春香「はい!」
春香は優の言葉に頷く。そして優は美矢へ近付くと………
優「攻撃の起点を春香に変える。ただし………」
美矢に春香中心の攻撃に変える事と、何かを伝えた。
美矢「おう! 任せろ!」
美矢は特に反対せず優の言葉に頷く。そして、積牙から美矢にボールが渡り、試合再開。
美矢「行くぞ!」
どうやら美矢が再びボール運びに出るようだ。
大牧「行かせないぞ!」
大牧は美矢の前へと立ちはだかる。すると美矢は少し離れて右横を走る優に視線を向け………
美矢「キャプテン!」
優に声をかけるとボールを両手で持つ。
大牧「(優へのパスか………!!)」
大牧はそう考えると、優へのパスコースに向けて手を伸ばす。
美矢「(ふっ………!)」
美矢は内心ほくそ笑んでいた。そしてそのまま春香へボールをパスした。
夢野「くっ………!」
一応春香の前には夢野が立っていたが、春香は構わず飛んだ。
夢野「止める!!」
夢野はディフェンスの為にジャンプ。しかし、春香も前に飛んでおり、夢野が気がついた時には互いに接触していた。これにより審判の笛が鳴り響くものの、春香はスリーを放ち、ゴールへ沈めた事で………
審判「プッシング! 白7番! バスケットカウント、ワンスロー!!」
スコアが47vs65となるだけでなくフリースロー1本の4点プレイが形成された。
美矢「ナイス、春香!!」
美矢は春香の元へと駆け寄り、彼女の肩を叩く。春香は嬉しそうな様子を見せており、優も春香に優しく微笑みかけたのだった………
そしてフリースロー。春香はフリースローラインに立ち、審判からボールを受け取ると、特に迷う事無くシュートを放つ。春香のシュートは決まり、スコアは48vs65。
大牧「まだまだ! 莉奈、こっちに回せ!!」
大牧は特に慌てる事は無く、鮎川にボールのパスを要求。鮎川はボールをパス………
優「そこだ!」
しかし、優が突如飛び出してボールに手を伸ばすと、大牧とは別の方向へボールを飛ばす。
大牧「何っ!?」
大牧もこれには驚いていた。優によって軌道を変えられたボールは美矢の元へ回るのを見た大牧は………
大牧「美幸! 音美! 5番をマーク!!」
スリーを警戒し、春香へマークするよう指示。
美矢「キャプテン!」
しかし、美矢は春香をガン無視して優にボールをパス。優は既にゴール下におり、パスを受けた直後にダンクへ向かっていた。
大牧「ぐっ! 六太郎!!」
大牧は嶋川へディフェンスを指示し、嶋川は慌ててジャンプ。しかし、優に接触してしまうばかりか優によって吹き飛ばされ、優はそのままダンクを決めた。この際に審判の笛が鳴り響いたが………
審判「………バスケットカウント、ワンスロー!!」
審判は嶋川のファールをコール。これによりスコアは50vs65となり、優も3点プレイを形成した。
戦記「成程………2人の3点プレイヤーで追い上げるつもりか………残り時間が少なく大河の攻撃が止められない以上は合理的とも言えるか………」
戦記は優の3点プレイから、巫魔の作戦の意図を読み取ったのだった………
大牧をディフェンス出来ない中、大きく点差を突き放す3点を狙うプレイでくらいつく巫魔。果たして、点差を縮める事は出来るのか………!?
To Be Continued………
次回予告
優と春香を起点にとにかく点を稼ぐ事を優先する巫魔。これにより点差は少しずつ縮まっていき………!?
次回「着実に縮まっている」