幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
3点を重ねながら点を稼いでいく巫魔。そんな中で大牧が優にスティールされかける場面が見られた。そして第3Qは優のブザービーター時のスリーで63vs72で終わったのだった………


第384話 着いてこれる奴はいないはず

第3Q後のインターバル。試合は残り第4Qを残す中、巫魔ベンチは燃えていた。

 

美矢「行ける! 行けるぞ!! キャプテンと春香がガンガン点を取ってくれるなら行けるぞ!!」

 

巫魔は逆転の目が見えるようになり、喜びの様子を見せていた。

 

優「………まあ、まだ大牧さんを止める事は出来てないけどね」

 

優はまだ大牧を止められていない問題点を呟く。

 

美矢「そこなんだよな………キャプテンですら時間稼ぎが精一杯だし………」

 

美矢はこの問題点に頭を悩ませていた。

 

春香「………ねえ、私に1つ作戦があるんだけどいいかしら?」

 

そんな中、春香は何か策を思いついた様子を見せたのだった………

 

 

 

一方、魔帝ベンチでは動揺の空気が走っていた。

 

嶋川「まさか巫魔があそこまで追い上げてくるとは思わなかった………特にあの4番と5番はやべぇ」

 

優と春香の得点力の高さは最強チームに選手すら動揺を与えるレベルだった。そして、この事態に1番動揺していたのは大牧だった。

 

大牧「(………優が俺からボールをスティールしかけた………こんな事態は初めてだ。海外は分からねぇが………少なくともニホンにおいて俺に着いてこれる奴はいないはず………それは俺が認めるニホン最強のPGである良太とて例外では無い………その筈なんだが………)」

 

大牧は優へ視線を向ける。優は春香の話を聞きながらスポーツドリンクを飲んでいた。

 

大牧「(………良太の話と目の前でアイツのプレイを見て………ポテンシャルの高さ自体は確かなもんだってのはよく分かってるつもりだ………でもこの成長スピードは異常だ………! 有り得ねぇ………)」

 

大牧は優のポテンシャルの高さは認めつつも、成長スピードが異常に高い事に動揺していた。その様子は魔帝監督の三浦も気づいており………

 

三浦「大牧、お前は自分のプレイを落ち着いてやれ。巫魔が追い上げてきた以上、お前が有利を取り続けなければ巫魔の追い上げは止められないぞ」

 

大牧に対し冷静さを求めた。

 

大牧「………はい」

 

大牧は三浦の言葉に頷いていたが、大牧は目線を逸らしており完全には納得していない様子を見せていた。

 

三浦「………嶋川、天川。難しい事かもしれんが万が一の場合にはフォローに回れ。巫魔の追い上げを見るに逆転される可能性も頭に入れるべきだ。ディフェンスにおいてはお前達がリードするんだ。いいな?」

 

そこで三浦は嶋川達2人に声をかけ、大牧のフォロー役として動くよう指示する。

 

嶋川達「はい!」

 

嶋川達はこれに了承し、返事をする。三浦はベンチに腰掛けると………

 

三浦「(………大牧は私の知る限りニホンの高校バスケ界では文句無しで最強の1人だ。それは守城の戦記良太や鬼ヶ島の十原清九郎と比較しても間違いないだろう。だが………白宮優、彼は大牧を相手に健闘をし始めている………私としては大牧達選手を信頼したい所だが………どうにも警戒を外す事は出来なさそうだ………)」

 

優の実力が大牧へ近づいてきている事に不安を見せていたのだった………

 

 

 

巫魔の追い上げに魔帝は動揺を隠せずにいた。更に春香は大牧相手に何か対策を思いついた様子を見せていた。果たして、三浦の懸念点は実現してしまうのか………!?

To Be Continued………




次回予告
いよいよ最後の第4Qに突入。巫魔が安定して点を取った後の魔帝の攻撃。相変わらず大牧が攻める中で春香の考案した策が実行され………!?
次回「私達の作戦です」
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