幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
巫魔による反撃は止まらず、遂に大牧の攻撃に対する作戦を決行。それは優を囮にした春香によるスティールの策であった………


第386話 後手になり始めたな

審判「アウト・オブ・バウンズ! 白ボール!!」

 

審判のコールが入り、試合が止まった。

 

美矢「ナイスディフェンス、春香!!」

 

巫魔選手達は春香の元へ集まる。

 

光一「名付けて{ステルスディフェンス}だな!!」

 

光一はまたしても勝手に必殺技の名前を付けた。しかし、見慣れた光景である為か最早誰も突っ込まない。

 

春香「私一人じゃ出来ない作戦でした。でも、優さんのお陰で大牧さんから私への注意を完全に逸らす事が出来ました………!」

 

春香は優に対し感謝を見せる。

 

優「結果はどうあれナイススティールだ。よくやった!」

 

優は春香の頭を撫でる。その光景を見ていた修也達は………

 

修也「俺達もあんなミドレーユと共に喜びを分かち合ってた時があったよな。だいぶ昔の話だけどさ」

 

過去に優と喜びあっていた時の事を思い出していた。その言葉にアリサと芽衣は静かに頷くのだった………

 

 

 

少し時間が経ち、鮎川から大牧へボールをパスして試合再開。

 

大牧「ぐっ………!」

 

大牧は先程よりあからさまに調子の悪さを見せていた。その直後に優がすぐにマッチアップしてきた。

 

湯津「大牧の奴、さっきより攻めなくなったな。一時20点差を付けたのか嘘のようだ」

 

湯津は大牧が軽々と攻められなくなった事に首を傾げていた。

 

戦記「当然だ。優だけならまだしも死角から春香にスティールされたんだ。もし優の後ろに春香がいたら………そう考えたらもう攻める事など出来ない。特に、味方を頼れない大河なら尚更な………」

 

戦記は大牧の内心を口にした。実際、大牧の思考は戦記の考えていたような内容に支配されていた。

 

大牧「(あの5番がまた周りに見えねぇ………優の後ろか?)」

 

大牧は汗を零していた。

 

戦記「(………後手になり始めたな。慎重を武器にする相手なら悪い手では無いが………)」

 

大牧の頭の中で春香の影がチラつく。しかし、その隙をついて優は大牧の手からボールをスティールした。

 

大牧「なあっ!? (しまった………!!)」

 

大牧は優にスティールされた事に動揺していた。

 

嶋川「ぐっ! 音美!!」

 

嶋川と天川の2人が優のディフェンスに来た。しかし、優はボールを力強く地面に叩き付ける。ボールは高く飛び上がり、嶋川達2人の上からかわした。

 

光一「よし! {ハイバウンドリブル}だ!!」

 

優はこの場面でも{ハイバウンドリブル}で2人をかわした。そして、優はそのままダンクを決め、点を追加したのだった………

 

 

 

春香のスティールは大牧に対し精神的な動揺を見せていた。果たして、このまま巫魔は逆転を掴む事が出来るのか………!?

To Be Continued………




次回予告
巫魔が既に2度のタイムアウトを取っていた事もあり、魔帝監督の三浦は巫魔に休息を与えぬ為にタイムアウトを取らずにいた。しかし、大牧に異変が起きたのを目にした三浦は………!?
次回「これ以上は厳しいか」
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