幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

388 / 650
前回までのあらすじ
大牧の焦りは激化し、再び春香の{ステルスディフェンス}でスティールされてしまう。オマケに春香へファールをしてしまった事で魔帝はいよいよタイムアウトを取られるのだった………


第388話 俺達がいるだろ

タイムアウトが取られ、巫魔ベンチでは優が春香の髪の毛を束ねていた。

 

美矢「キャプテン、手馴れてるな」

 

美矢は優の手付きの慣れように目を向けていた。

 

春香「いつもやって貰っているからね。私バスケの時は束ねてるから」

 

春香曰く、バスケの時のポニーテールは優に結んでもらっていたようだ。

 

光一「………でも切った方が良くないか? その方が頭が軽そうだと思うけどな」

 

光一はここでデリカシーの無い事を呟く。これに反応したのは優であり………

 

優「しばくぞ………!!」

 

優は鬼の形相でキレていた。

 

光一「ひええっ!!」

 

光一は怯えていた。一方積牙は伊吹に近付き………

 

積牙「あの………春香先輩はどうして髪を伸ばしてるんですか?」

 

春香の髪が長い理由を問いかける。

 

伊吹「あれか? 優がそうするよう頼んでるらしいよ。アイツロングヘアーの清楚なタイプが好きらしいからな」

 

伊吹曰く優のタイプである故らしい。それを聞いた積牙は………

 

積牙「ああ、確か付き合ってるんでしたっけ………?」

 

多少ドン引きしていたのだった………

 

 

 

一方、魔帝ベンチは焦っていた。巫魔に追い上げられるばかりか、大牧の不調はチームに危機を与えていた。

 

天川「まずいわね………戦記くん以外で大河が押されるなんて意外だわ………」

 

天川は魔帝の押されように僅かながら動揺していた。

 

三浦「………これなら戦術を戻した方がいい。鮎川、大牧以外にもパスを回すように」

 

三浦はスタンダードな戦術に戻そうと考えていた。

 

大牧「ま、待ってください! 俺1人でも巫魔に勝てます!!」

 

大牧はそう言って焦りながら抗議する。

 

三浦「しかしだな………」

 

三浦は理由を話そうとする。すると………

 

嶋川「1人で勝てるだと………? じゃあ俺達は飾りか何かか!?」

 

嶋川が怒りを顕にしながら大牧に詰め寄る。

 

大牧「ろ、六太郎………!?」

 

大牧は嶋川の様子に驚いていた。

 

嶋川「俺達だって必死こいて練習してきたんだぞ………! 確かにお前みたいに上手くはないさ………でもな、俺達は置物でもなんでもないんだぞ!!」

 

嶋川は続けてそう言うと………

 

嶋川「魔帝にはお前だけじゃない、俺達がいるだろ!! 頼れよ、俺達の事をよ!!」

 

大牧に対しそう言い放った。それを聞いた大牧はそれに対する返答が思いつかず、言葉を失うのだった………

 

 

 

大牧が焦りながらも未だ1人で戦おうとする様子にチームメンバーの嶋川が怒りを顕にした。しかし、その怒りは自分達を頼って欲しい故の怒りだった。果たして、それを聞いた大牧の答えはどうなるのか………?

To Be Continued………




次回予告
タイムアウトが明け、試合再開。魔帝は大牧以外の選手も攻撃に参加するスタンダートな戦術に出た。しかし、大牧が何もしない訳では無く………?
次回「行くぞお前ら」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。