幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

390 / 650
前回までのあらすじ
魔帝は大牧以外の選手も攻撃に参加する基本の戦術で試合に挑む。しかし、大牧も見事な連携を見せ、フィニッシャーとして見事なチームプレイを見せたのだった………


第390話 絶望の4ファール

春香「まだまだ! 気合い入れて押し返すわよ!!」

 

春香から美矢へボールが渡り試合再開。美矢がドリブルで上がっていく中、鮎川が走ってきた。

 

美矢「(8番が走ってきてるが問題ねぇ………!)光一!!」

 

美矢は光一へのパスでこれをかわす。

 

光一「おっしゃああ!!」

 

光一はそのままツーハンドダンクを狙いに行くが………

 

大牧「甘い!」

 

大牧が光一のダンクをブロック。零れ玉を天川が拾うと………

 

天川「莉奈!」

 

天川は鮎川にボールをパス。

 

鮎川「速攻!」

 

鮎川は速攻をかけてくる。

 

優「ディフェンス! 積牙! 春香!」

 

優達はまだ光一と美矢が戻れていない事から3人でのディフェンスを余儀無くされる。

 

鮎川「音美先輩!」

 

鮎川はスリーポイントラインの外にいる天川にボールを戻す。

 

天川「よーし! 行くわよ!」

 

天川はそのままボールを放った。

 

優「(スリー!? にしては距離が足りない………!)」

 

優は距離の足りなさを指摘し、ボールの落下地点を予測し、その地点へ走る。だが………

 

大牧「うおおおっ!!」

 

大牧は飛距離の足りないボールの方へ走ってジャンプ。空中でボールをキャッチした。

 

優「(アリウープ!? マズイ出遅れた………! 飛んでも間に合わねぇ!!)」

 

優は奇襲のアリウープに対応出来なかった。

 

積牙「止める!!」

 

辛うじて積牙がディフェンスの為に大牧に向けてジャンプ。しかし勢い余って大牧とぶつかってしまい、大牧のパワーを前にあっさりと弾き返された。

 

優「積牙っ!!」

 

これにより審判の笛が鳴り響く。そして大牧はアリウープをそのまま沈めてしまった。

 

審判「………バスケットカウント、ワンスロー!!」

 

審判は積牙のファールをコール。スコアは67vs76へと動くばかりか、積牙の4ファールが宣告された。

 

三影「せ、積牙が………4ファール………!!」

 

鬼ヶ島の三影はこの状況に驚いていた。

 

積牙「はあっ、はあっ………」

 

積牙は苦しそうに息を吐く。

 

芽衣「ここで積牙くんがファール………絶望の4ファールだね………」

 

芽衣はこれを絶望の4ファールと称した。ゆうかもこれはまずいと考えて交代をしようとベンチを立ったが、ゆうかに視線を向けた優は首を横に振った。

 

ゆうか「(優くん………積牙くんを下げる事に反対しているの………?)」

 

ゆうかは首を傾げる。そして優は積牙に近づき、彼の首元に右腕を回す。

 

積牙「………!!」

 

積牙は優に怒られると考えていた。

 

優「………まだ頑張ってもらうぞ」

 

優は一言だけそう呟くと前へ走った。それを聞いた積牙は驚きのあまり言葉を失い、ただ荒い息遣いを零す。一方、優は何故か観客席の方へ視線を向けていたのだった………

 

 

 

魔帝が息を吹き返してきた上に積牙が4ファールを犯してしまう絶望展開に………果たして、巫魔の命運は………!?

To Be Continued………




次回予告
積牙は4ファールの重圧で精神的に押し潰れかける。だが彼を救ったのは意外な人物達だった………
次回「誰だアイツら」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。