幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
積牙が4ファールの重圧に押される中、かつてチームを組んでいた高柴達が試合を見に来ていた事を知る積牙。彼等の声援を聞いた事で、積牙は調子を取り戻すのだった………


第392話 なんという事だ

魔帝側は夢野がゴール下のボールを拾い、鮎川へボールをパスして試合再開。だが、直後に積牙が走り、鮎川からボールをスティールした。

 

鮎川「ああっ!?」

 

鮎川は驚いていた。

 

夢野「(莉奈からスティール!? 彼、4ファールよね!?)」

 

4ファールとは思えない積牙の強気なプレイに夢野は驚いていた。

 

優「外だ!」

 

優はそう言うと積牙の真後ろのスリーポイントラインの外へ走った。積牙は迷わず優へパス。

 

嶋川「やべぇ!!」

 

魔帝の面々は動揺した。そして優はフリーでスリーポイントシュートを放ち、綺麗にリングの中へ沈めた。

 

美矢「よし! ここでキャプテンのスリーはでけぇ!!」

 

積牙の勇気あるプレイングのお陰で、優の会心のスリーが炸裂し、スコアが72vs77に詰め寄る。

 

優「ナイス、積牙」

 

優は積牙の肩を叩く。それを受けた積牙は嬉しそうな様子を見せていたのだった………

 

 

 

それから2分程経ち、試合時間が残り5分を切ったタイミングでの事。スコアは76vs81の5点差が続く中、魔帝側の攻撃において………

 

大牧「莉奈、頼むぞ!!」

 

魔帝は鮎川を起点に様子を見ていた。

 

鮎川「………音美先ぱ………!」

 

鮎川は天川にパスをしようとした。しかし、積牙は鮎川の口が開いた直後に天川へのマークを強めた。それを見た鮎川は驚き、思わずシュートを打ってしまった。

 

大牧「ば、バカ!!」

 

大牧もこれには焦っていた。無理矢理放ったシュートが入るはずもなく、ボールはリングに弾かれた。

 

優「リバウンド!!」

 

優、光一、積牙の3人はリバウンドに挑む事に。魔帝も大牧、嶋川、天川の3人が加わるが………

 

優「もらった!」

 

リバウンドボールは優が制した。

 

湯津「優くんがリバウンドを取った! 状況が変わるか………!?」

 

優のリバウンドにより試合の状況が変わると観客席の湯津は考えた………だが、直後に誰もが予想しなかった事態が起きた。

 

大牧「まだだ!!」

 

大牧は優と同タイミングで地面に降りた後、彼からボールをスティールしようと走り出す。優はボールを右脇の方へ引っ張る事でスティールをかわすが、その際に大牧の右足は思わず優の左足を力強く踏んでしまった。

 

優「うあああっ!!」

 

優はとてつもない激痛に襲われると、ボールを手放して地面に倒れた。

 

大牧「や、やべぇ………!!」

 

大牧は目の前の光景が信じられず青ざめていた。そして審判もこれには笛を鳴らし………

 

審判「白4番! アンスポーツマンライクファール!!」

 

体格差からか、優の足を踏みつけた行為を危険行為と捉えた。実際、大牧の体重は優の左足にダメージを与えており………

 

優「うああっ………!!」

 

優は左足を押さえて蹲った。

 

春香「優さん!!」

 

コートにいた誰もが慌てて優に駆け寄った。観客も当然ざわついており………

 

戦記「な、なんという事だ………!!」

 

戦記もこれには言葉を失うのだった………

 

 

 

積牙の活躍で流れを取り戻したのも束の間、大牧によって優が怪我を負ってしまうまさかのハプニングが起きてしまう。果たして、巫魔の運命は………!?

To Be Continued………




次回予告
優の負った怪我は大きく、最悪骨折の可能性すら考えられた。優はやむなくここで試合に離れる事になるが………!?
次回「ふざけろよ」
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