幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
優は足の負傷から、優真と交代させられてしまう。しかし、優はまだ試合に出る気だった。優は監督のゆうかの静止すら反論する様子を見せたのだった………


第394話 今に賭けてんだよ

ゆうか「………何が、何が貴方をそこまで突き動かしているの………?」

 

ゆうかは優に対して引いていた。何が彼を突き動かしているのか。ゆうかの頭の中では優に対する異常な精神への疑問が浮かんでいた。

 

優「………僕は小さい頃から全国制覇への道を見て来た。修也達とバスケをやるようになってからずっとだ。まあ、修也達との制覇は幻に終わったけどね。でも、巫魔のメンバーは皆その夢を叶えられるチームになったと思う。僕はキャプテンとして、皆を全国の頂点に連れて行きたい………その為なら、僕の足なんざ知るか!!」

 

優はそう言い返す。同時に結衣による処置が終わった為、優はバッシュを履き直した。

 

ゆうか「………本当にそれは皆の為? 貴方のエゴじゃないの?」

 

ゆうかは優に対し手厳しい様子を見せる。優はすぐに返事をする事は無く、バッシュの紐を結び直した際に苦痛の表彰を見せていたが………

 

優「………エゴかもしれない。自分勝手な行為かもしれない………でもこれだけは確かな事なんだ………僕は今に賭けてんだよ!!」

 

優はそう言うと立ち上がり、ゆうかに対し視線を向ける。ゆうかから見て、優の目は覚悟を決めたものであった。

 

ゆうか「優くん………」

 

ゆうかは優の様子に驚いていた。そして、ゆうかはコートに目を向けていた。試合は2分程硬直が続いていたが………

 

観客「おおっ! 大牧がダンク決めたぞ!!」

 

試合は大牧がダンクを決めた事で動いた。

 

ゆうか「………残る試合時間は3分。スコアは72vs79。この状況で7点差を覆せる?」

 

ゆうかは優に対しそう呟く。

 

優「………返してみせる。僕の中ではもう勝つ事しか頭にない………!」

 

優はそう言い返す。それを聞いたゆうかは審判団の方へ向かい………

 

審判「巫魔、交代です!!」

 

巫魔側の交代を告げた。

 

ゆうか「………優真ちゃんと交代。試合に出る以上、勝ちなさい。貴方達の………巫魔の夢の為に………!!」

 

ゆうかは優に対しそう言った。

 

優「………おう!!」

 

優は強く言葉を返すと、コートへ歩き出した。優真が交代の為にベンチの方へ戻ってきたが………

 

優真「あの………大丈夫なんですか………?」

 

優真は心配する様子を見せていた。優は優真の頭を無言で撫でるとコートへ戻るのだった………

 

 

 

優は監督のゆうかの静止すら押し返して自分の意思を伝えた。そして、ゆうかも優の言葉に心を動かされる形で優をコートへ戻した。魔帝とのスコアは7点差。果たして、優の帰還は試合の流れを変える事が出来るのか………!?

To Be Continued………




次回予告
反対を押し返して試合に戻ってきた優。誰もが驚く中、優は奇襲を仕掛ける………!!
次回「怪我がなんだ」
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