全ニホン代表チームへ最初に課されたのはキャプテンを決める事だった。しかし、キャプテン決めは優か大牧かで荒れる事となってしまうのだった………
その後、戦記が1人1人にどっちがいいかを聞いた。その結果、優の方が良いと答えたのは春香達巫魔メンバー、修也、アリサ、芽衣、風夏、琴乃、湯津、山野、滝川の13人。対して大牧の方が良いと答えたのは十原、三影、速野、身軽の4人だった。
戦記「………意外な割れ方だな」
戦記が開口一番に答えたのはそれだった。今回の意見で優の方が思った以上に賛成されたのは彼とて意外なようだった。
戦記「巫魔や身軽以外の友力面子は理由を聞かずとも分かるが………山吹や鈴原は意外だな」
戦記はそう言って二人を見やる。
琴乃「こう見えて優くん達巫魔とは2回合宿をやっているけど………優くんの指揮能力はかなり高いわ。聞いた感じ中学の頃からキャプテン経験もあるらしいし、巫魔という尖った個性のチームを率いて優勝した実績は大きいと思いますけど」
琴乃はそう言って、優のキャプテン能力の高さを伝える。
戦記「成程………では大河の方がいいと言う奴は何か理由があるか?」
戦記は続いて、大牧派に話を聞いた。
速野「………大牧大河はこのチームで間違いなく最強の選手だ。優の強さも俺は認めているつもりだ。ただ、優はスタミナ問題がある上に、このチームは巫魔のようにベンチ層の問題も無い。だから必然的に40分コートにいる必要性も失われる………そう考えれば、コートに長い時間必要な大牧がキャプテンをやるのが自然じゃないのか?」
それは、優のスタミナ問題だった。優は40分フルを全力でやれる体力は今の所無い。それに巫魔のようにベンチ層が薄い訳でも無いため、無理をして優を出す必要も無い。その為必然的に優はフル出場の必要性が無くなり、それならフルで出る事を求められる大牧が出るべきとの意見が出た。
戦記「そうか………どちらも否定し難いな」
戦記はそう言って、否定に悩む様子を見せていた。双方の意見は彼にとっても甲乙が付けづらかった。
優「あの………僕はキャプテン候補から降りようと思います。こうやって争ってもしょうがないし………」
すると、優は大牧へキャプテンの座を譲る事に決めた。それを聞いた優派………特に修也達が驚いていた。
戦記「………そうか。優がそう言うなら仕方あるまい」
戦記は優の意思を尊重して大牧をキャプテンに決める事に。
修也「いいのかよミドレーユ! おい!」
修也は優の体を揺さぶりながらそう問いかける。
優「無理してチームの輪を乱すよりはいいよ」
優はそう言って、大人な対応をするのだった………
大牧をキャプテンにする事となった全ニホン代表。幾らか不満のある中、全ニホンは最初の課題を解決したのだった………
To Be Continued………
次回予告
最初の課題を終えた全ニホンチーム。次はユニフォームの番号を決める事に。キャプテンを我慢した優に対し、好きな番号を選ばせようと修也が言い出し………?
次回「お前から決めろよ」