大牧をキャプテンに特訓をする全ニホンチーム。そんな中、優の元に来るシュガーからのメール。そしてタイミングがいいかのように、練習試合の話がやってきたのだった………
翌日、優達は守城の体育館で対戦チームを待った。対戦チームに着いては椿が迎えに行っており、優達は準備運動をする事になった。
優「………良太さん、一つ気になった事があるんですけど………夢流コーチがいないんですがいったいどちらにいるんでしょうか………?」
そんな中、優は戦記へ声をかける。どうやら試合にも関わらず、ベンチには監督の三浦しかいないようだった。
戦記「………コーチは急用だそうだ」
戦記はどこか濁したような言い方をしていた。しかし、優はこれ以上聞くのは野暮であると感じ、これ以上は聞かなかった。そして間もなくして椿が戻ってきて………
椿「お待たせしました」
椿は体育館の扉を開ける。すると、アメリカ人の選手の何人かが最初に入ってくると、二手に列を作る。そしてその中央に2人の女子選手が歩いていた。
???「ここがシュジョウとかいうのね………まあ悪くは無いわ。ニホンとしてはね」
少女の1人はそう呟く。
美矢「(あの2人組、ちっこい方でもキャプテンと同じ背丈あるぞ………!? もう1人の方は180超えか………!?)」
美矢は2人組の背丈に驚いていた。そして、2人の後ろから、ひょこっと顔を出す人物が1人。
シュガー「やっ、ミドレーユ」
その人物はシュガーだった。
優「シュガー………! 久しぶりだな!」
優はシュガーの元へ駆け寄る。
シュガー「相変わらずニホンのソフトクリームは美味しいね」
シュガーはそう言いながら、試合前にも関わらずソフトクリームを舐めていた。
優「相変わらずだな、君は………ふふっ」
優はやや呆れながらも思わず笑いを零していた。優がシュガーと再会を喜んでいると、先程口を開いていた、優と同じ背丈の女子が優の前にやってきた。
???「貴方がシュガーの言っていたミドレーユ・ゴッド………シロミヤユウね。よろしく、スターデビルキャプテンのメイヤ・デビルよ」
その女子は優を前に名乗り、握手を求める。
優「メイヤ・デビル………スターデビル………アメリカのストリートバスケ最強チーム………! まさかこんな形で対戦出来るとは思わなかったよ………!」
優はスターデビルの事は知っていたようであり、嬉しそうな様子を見せながら握手に応じた。
メイヤ「全ニホンチーム。どんなチームか知らないけど見せてもらうわよ」
メイヤは優に対してそう呟く。しかし、なんで自分にキャプテンとしての話をするのかに優は首を傾げた。
メイヤ「………? どうして首を傾げているの? ただのキャプテン同士の会話じゃない」
メイヤは優に対してそう呟く。そしてその言葉で、優は違和感の理由を理解出来た。
大牧「おいおい待て! キャプテンは俺だぞ!!」
大牧はキャプテンとして自身を主張する。それを聞いたメイヤは………
メイヤ「………シュガー? 貴女、彼がキャプテンって話してなかった………?」
シュガーに対し疑問を投げかけた。
シュガー「………てっきりミドレーユがキャプテンだと思ってたんだけどなぁ………」
シュガーもこれには意外なようだった。しかし、すぐにソフトクリームを口にするなど、表情では驚いているのか分からない様子を見せていた。
優「………まあでも、こうやって握手出来たのはとても光栄だよ」
優は握手が出来た事に対し、素直に嬉しそうな表情を浮かべながら答える。
メイヤ「そう………ニホンでそれを聞いたのは初めてよ」
メイヤはそう言うと、優の元を離れる。
メイヤ「………フリエ、あの白髪の男を見てどう思う?」
直後、メイヤは近くにいた彼女よりも背が高い少女、フリエ・ブリザードに声をかけた。
フリエ「そうですね………背丈はメイヤと同じ。背丈とかバスケット選手としてのシルエットは、先程キャプテンであると言っていた男の方があります………しかし、あの神秘性というか、威圧感というか、カリスマ性というか………言葉で言い表せられない何かを感じさせるのはあの白髪の人でしょうね。メイヤがキャプテンだと間違えたのも納得は出来ます」
フリエはそう言って、大牧には無い優の言葉で形容出来ない何かを感じていた。
メイヤ「………もし私があのチームの監督なら、間違いなく白髪の彼をキャプテンに推すわよ。もったいない」
メイヤはそう言うと、優がキャプテンでない事に不満を見せたのだった………
優達の前にたちはだかる事となった、シュガーが所属し、メイヤ・デビルがキャプテンとして率いるアメリカのスターデビル。果たして、強大な敵を前に全ニホンはどこまでやれるのだろうか………!?
To Be Continued………
次回予告
全ニホンチームにとって初戦となるスターデビルとの試合。全ニホンのスタメンが発表されるが、その中に優の名前は無く………?
次回「スタメンを発表する」