幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
メイヤ率いるスターデビルとの試合が開幕。しかし、全ニホンチームはいきなりメイヤに格の違いを思い知らされてしまう。それと同時に優はこの試合の真の狙いを突き止める。この試合はニホンが世界の現実を思い知らされる試合である事を………


第409話 大した事無いわね

初っ端からとてつもない洗礼を思い知らされた全ニホンチーム。第1Qではシュガーやフリエが何本かシュートを決めはしたが、殆どはメイヤが決める形となり、試合は9vs22とオールスターとも言えるはずの現在のメンバーが殆ど何も出来ていない状況だった。

 

大牧「くそっ………! 俺ですらロクに決めさせてもらえなかった………!」

 

大牧はこれまで感じた事の無い屈辱を感じており、悔しそうだった。

 

戦記「………辛うじて俺がスリーを決めたが………嫌々投げさせられたようなものだな」

 

どうやら戦記が1本スリーを決めたようだが、それは止むを得ない行為らしく、不服な様子だった。

 

大牧「こうなったら………必殺技戦術を狙うしかねぇ!!」

 

大牧は必殺技による戦術を提案した。

 

戦記「俺は感心しないな。そもそも撃たせてくれるとは思えないが」

 

戦記は反対する様子を見せる。

 

優「………僕もそう思います。特に4番………メイヤ・デビル相手に必殺技戦術は嫌な予感がする………そんな気がするんです………!!」

 

優もこれには反対していた。しかし………

 

大牧「………監督、いいですよね?」

 

大牧は三浦にそう問いかける。三浦は特に反対しなかった為………

 

大牧「良太、パスしろよ」

 

大牧は作戦を強行する。それを言われた戦記は反対を諦める様子を見せる。

 

戦記「………大河はムキになっているみたいだ。優、お前はいつでも出れるように準備しておいてくれ」

 

戦記は、せめてもの対策として優へ準備するよう指示。優は黙ってこれに頷くのだった………

 

 

 

そして第2Qが開幕。ボールはPGのアマに渡り、アマがドリブルで上がる中、戦記はアマからボールをスティールした。

 

戦記「大河!」

 

戦記はすくさま大牧へパスをした。大牧はボールを受けると、前にメイヤがいる中でダンクを狙いに行く。

 

大牧「くらえ! 俺の{破壊のダンク(デストラクションダンク)}を!!」

 

大牧は必殺のダンクを狙いに行く。しかし、メイヤはこれに対し真っ向から止めに行き、大牧の持つボールに触れた。大牧は力でそのまま押し切ろうとするが、力はメイヤの方が上であり、{破壊のダンク}は力だけでブロックされてしまった。

 

大牧「ば、バカな!?」

 

大牧は目の前の光景に驚いていた。零れ玉を十原が間一髪で拾うと………

 

十原「はあっ!」

 

十原は後ろへ大きく飛ぶ。そして地面スレスレまで姿勢を倒した後、十原はシュートを放つ。

 

光一「{ロウフェイダウェイシュート}!!」

 

十原もここで必殺技を撃つ。だが、メイヤは大牧のダンクを止めて間もなくまたジャンプし、十原のシュートの高さに追いつき、地面に叩き落とした。

 

十原「マジか………!?」

 

十原もこれには驚いていた。再び零れたボールを戦記が拾うと………

 

戦記「山吹!!」

 

琴乃にボールをパスした。

 

琴乃「はあっ!」

 

琴乃は高打点のスリーポイントシュートを狙う。

 

春香「今度は{アドバンスハイスリーポイントシュート}………!」

 

琴乃の高い打点によるシュート。しかし、メイヤはまたしても着地した直後にこれに反応。そして驚異的な跳躍で琴乃のボールに触れ、琴乃のシュートの軌道をボードの方へずらし、不発に終わらせた。

 

琴乃「ぐっ!? (軌道をずらされた………!!)」

 

ボールは地面へと落下。落下したボールを修也が拾うと………

 

修也「{強靭なダンク(タフネスダンク)}!!」

 

修也も必殺のダンクを狙う。修也はメイヤを吹き飛ばす覚悟で突っ込んでいくが、逆に修也はメイヤに弾き返された。

 

修也「なんだと………!?」

 

修也は絶望するように背中から地面へ落下。そして審判も笛を鳴らすと………

 

審判「オフェンス! 白10番!!」

 

修也のファールをコールした。しかし、それ以上に必殺技4連打が返り討ちにあったのは、全ニホンチームに絶望を与えていた。

 

メイヤ「必殺技を連続して出してきたからどんなものかと思ったけど………大した事無いわね」

 

メイヤは呆れた様子で修也を見下ろしていた。全ニホンチームは、メイヤの圧倒的な強さに絶望を感じていた。

 

優「(………シュガーの差し金か? にしては初見攻略をしてきた………なんて強さなんだ、メイヤ・デビル………!)」

 

そして優は、メイヤの圧倒的な力を目の当たりにさせられるのだった………

 

 

 

メイヤに対する必殺技戦術が返り討ちとなり、絶望する全ニホンチーム。果たして、このままメイヤを相手に何も出来ないままなのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
全ニホンチームは選手を交代し、優と春香以外の全ての選手の必殺技を試す。しかし、全ての必殺技をメイヤが封じ込め………!?
次回「有り得ない」
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