幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
優からのパスを受けた春香のスリーで更に追い上げる全ニホン。メイヤは優のプレイを見て、彼が本物である事を察した。そして、フリエの方も春香へ目をつけ始める様子を見せたのだった………


第414話 見た事が無い

スターデビルの攻撃。アマはシュガーへボールを回し、シュガーは跳躍と共にシュートを放つ。しかし、そこに優が走ってきて、大きな跳躍と共にボールへ手を伸ばして触れると、そのまま地面に叩き落とした。

 

シュガー「あれっ………?」

 

優が追いついてきた事にシュガーは首を傾げていた。零れ玉を修也が拾うと、既に春香が前へ走っていた。

 

修也「よし! 頼むぜ春香さん!!」

 

修也は春香に向けてボールを投げる。しかし、春香が前に進んでいた所にフリエも走ってきて、春香がパスを受けた時にはもう目の前に立ちはだかっていた。

 

優「(あの5番、戻りが速い………!!)」

 

春香の速攻があっさり潰された事には優も驚いていた。しかし、春香は冷静にシュート体勢に入ると共に膝を沈み込んだ。

 

フリエ「(先程のスリーは見事でしたが………貴女が飛ぶタイミングは膝を見れば分かる………! )」

 

フリエは先程の春香のスリーで、春香の動きを見抜いていた。そして、春香が跳躍したタイミングにおいて、フリエも大きく跳躍してきた。

 

アリサ「高い………!! (元々あの5番が190cm近い背を持っている上に、そこから更にジャンプされたらハルカでもシュートコースが大きく制限される………!!)」

 

フリエは女子選手とは思えない身長188cmの選手であり、春香に身長で30cmの優位を持っていた。更にそこから跳躍を加えられた事で、春香のシュートコースは正面においてほぼ封殺された。

 

春香「生憎ですが………私の3P対策なんて何十回と見せつけられたものでして………はあっ!」

 

しかし、春香は構う事無くシュートを放つ。春香が放ったシュートは真上から飛んでいき、フリエの高身長すらかわした。

 

フリエ「なっ………!? (ブロックをかわすために真上から放り投げた………!? 普通、スリーで真上に撃つ選手はまずいない………そんな事をしたってゴールへの距離が足りなくなるだけ………しかし、彼女は天高く放り投げる事でボールが前に進める距離を稼く事でその弱点を攻略している………ここまで数多くのシューターを見てきましたけれど………こんなシューターは見た事が無い………!!)」

 

フリエは春香のシュートに驚いていた。そして、春香の放ったボールは綺麗にゴールへ落下してリングに沈んだ。

 

芽衣「{無敵のスリーポイントシュート(インビンシブルスリーポイントシュート)}………!!」

 

春香が決めた必殺のスリーにより、全ニホンはまたしても3点を返して見せた。スコアは26vs41。相変わらず点差は離されたままだが、優と春香のコンビによる連続得点で、全ニホンにも希望が見え始める。そんな中、フリエは春香に対して口を開いた。

 

フリエ「………ハルカ・シロミヤ。私は貴女程のシューターを見た事がありません。それ故に………貴女をここで徹底的に潰して差し上げましょう………!!」

 

それは春香に対する宣戦布告であり、フリエの闘志が大きく燃え上がった瞬間でもあったのだった………

 

 

 

春香の{無敵のスリーポイントシュート}を目の当たりにしたフリエは、本気で春香を潰す事を決めた。試合の流れを取り戻そうとする優と春香の2人が目をつけられた光景に、果たして全ニホンチームは対抗出来るのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
春香に闘志を着火させられたフリエは、お返しとばかりに必殺のスリーを放つ。それは、相手にブロックすらさせない程のものであり………!?
次回「凍てついたようなシュート」
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