幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
フリエの{氷結のスリーポイントシュート(ブリザードスリーポイントシュート)}を見せつけられ、再び3点を突き放される全ニホン。しかし、春香と芽衣の中で新たな作戦を立てられる事となったのだった………


第416話 囮ですよ

修也「よし、行くぞー!」

 

修也は芽衣へボールを渡した。

 

芽衣「春香さん! 外から攻めますよ!!」

 

芽衣は春香に対し、スリーで攻める事を指示。

 

春香「ええ! いつでもパスをちょうだい!!」

 

春香はそう言って作戦に入る事を承諾した。

 

フリエ「(策を晒した? それ程ハルカによるスリーに自信があるのか………それともユウ・シロミヤによるシュートのブラフ? しかし彼はメイヤがマークしている………私は変わらずマークを続けるのみ………!)」

 

フリエはそう考えると、春香へのマークを継続する。

 

シュガー「(春香のスリーは確かに凄いけど、フリエは春香のシュートにおける動作を見抜いている………そんな事に春香が気づいていないはずはない………そうじゃなきゃ、さっきの真上からのシュートを打った説明がつかない………)」

 

一方、シュガーは違和感を感じていた。フリエは春香のスリーを2度見ており、シュートタイミングは完全にバレている事に春香が気づいていない訳が無いと考えていた。芽衣はアマとマッチアップするが、彼女をそっちのけで、インサイドでメイヤにマークされていた優に一瞬のアイコンタクトをする。そして………

 

芽衣「行くよ!」

 

芽衣はノールックで春香にボールをパスする。

 

フリエ「(さっきのシュートは飛ぶまでに時間がかかる………その瞬間は彼女の隙となる………今度ばかりは止められる………!)」

 

フリエは春香の手を解析して崩していく。しかし、春香にボールが渡った瞬間、インサイドにいた優は突然スリーポイントラインの外へ走り出した。

 

メイヤ「は………?」

 

メイヤは優の行動に呆気に取られ、思わず反応出来なかった。

 

春香「私の手の内を晒したつもり何でしょうか………私は囮ですよ………!!」

 

春香はそう言うとノールックで優にパス。優がスリーポイントラインの外に立つと同時にパスが繋がった。

 

メイヤ「まさか………!!」

 

メイヤは慌てて優の方へ走るが、優は素早い動きでスリーポイントシュートを放つ。シュガー以外のスターデビル選手は驚いていた。

 

戦記「ふっ………相変わらず綺麗なシュートだ………」

 

ベンチで優のシュートを見ていた戦記は思わず笑いを零してしまう程に見惚れていた。そして、優が放ったシュートは綺麗にリングへと沈んだ。

 

修也「どうだ見たか!! ミドレーユにはスリーもあるんだぜ!!」

 

修也はそう言って喜ぶ様子を見せていた。一方、メイヤも一瞬呆気に取られていたが………

 

メイヤ「………成程、ユウもスリーを撃てる。だから6番を囮に出来た………そういう訳か。インサイドでもアウトサイドでも活躍出来るハイブリッド選手って訳ね………!」

 

メイヤは更に1つ優の実力を知り、面白そうに見ていた。フリエも、強力なシューターすら囮にする全ニホンチームを目にし………

 

フリエ「………成程、スリーは複数人から撃たれる可能性がある………それを危惧しないとダメなようですね………」

 

外は春香だけでは無い事を実感させられたのだった………

 

 

 

春香を囮にした戦術で3点を返す全ニホン。果たして、全ニホンチームはスターデビルとの点差に追い付く事は出来るのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
互いに一進一退の勝負を繰り広げ、10点差にまで追い上げる全ニホンチーム。スターデビルにまたしても突き放され、第3Qが終わりかける中、優は………!?
次回「最後まで分かんねえだろ」
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