幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
優達の奮闘で10点差に詰め寄るが、スターデビルの連携で12点差に突き放される。しかし、優の起死回生のブザービーターによるスリーで、なんとか9点差となったのだった………


第418話 まだ全力じゃないかも

第3Qが終わり、インターバルにおいて全ニホンチームの雰囲気は大きく上がっていた。優がベンチでスポーツドリンクを飲んでいると、右手の指に包帯を巻いていた戦記が彼の隣に座ると………

 

戦記「………優が投入されてから大きく流れが変わった。よくやったと言いたいが………まだこっちの不利は変わらないな」

 

戦記は優を褒めつつも、まだニホン側の不利を感じていた。

 

優「そうですね。それにこのQでメイヤと真正面から戦って分かった事が1つあります」

 

優はそう言ってまたスポーツドリンクを飲む。

 

戦記「………なんだ、言ってみろ」

 

戦記は優に対し問いかける。

 

優「………彼女はまだ全力じゃないかも………そんな予感がするんですよね」

 

優はメイヤに感じた事を呟く。なんとそれは、メイヤがまだ本気で無い可能性を示唆するものだった。

 

戦記「なんだと………?」

 

優のこの発言には戦記も耳を疑う様子を見せる。

 

優「これが僕の戯言なら気は楽です。でも、既に試合の4分の3が終わり、ここまでフル出場しているなら疲れが見えてくるはず………でも、見てください。メイヤは疲れを見せていない………!」

 

優はそう言って、戦記と共にスターデビルベンチのメイヤに視線を向ける。実際、メイヤは汗をかく事はあっても、息を上げる様子は無く、普通にチームメイトと話していた。

 

戦記「あれだけのプレイングを見せつけながらスタミナに余裕を残しているとは………相当スタミナを鍛えている可能性がある………ましてや全力でないとすれば………奴のスタミナの限界が来るのはずっと先だろうな………」

 

戦記はそう言って、メイヤのスタミナの強さに驚いていた。

 

優「あと10分で僕も出来る限りの事はやってみます。ただ、この試合は僕達にとって重い洗礼のようなもの………良太さんはここから観察に回ってください。今のこのチームには何が足りなくて、何が必要なのか………それが分かるだけで大きな収穫となるはずですから………!」

 

優はそう言うと、この試合における必要な事を戦記に託す。それを聞いた戦記は………

 

戦記「分かった。俺も出来る限りの事はしよう」

 

戦記はそう言って優の話に協力する事に決めた。優は飲み干したスポーツドリンクの缶をベンチに置くと………

 

優「………頼みます」

 

一言だけそう言って、戦記に分析を依頼するのだった………

 

 

 

メイヤが余裕を見せているという、全ニホンにとって良くない流れと、この試合の意味から、優は戦記に今後の課題を見つける為の観察を依頼した。果たして、第4Qはどのような展開を見せるのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
第4Qに入って間もなく、メイヤはとてつもないスピードを見せつけ、全ニホンを翻弄し始める。全ニホンは大牧が100%の力を持って対抗しようとするが………!?
次回「本気の片鱗を見せてあげる」
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