三浦理子はスリーポイントシュートの腕は確かな選手だった。しかし、独り善がりなプレイングが目立つという大きな欠点も持ち、優もまた彼女の悪い面に呆れるのだった………
それから3日程、優は理子の練習やゲームを見てきた。しかし、全てが個人技のものであり、チームプレイを無視していた。そして………
修也「ミドレーユ………あの子、どうにかなんないのか?」
修也は優に苦言を呈した。
優「………君もか。これで10何人目? ………もう忘れたよ」
優もこれには呆れていた。どうやら修也の他にも多人数に言われたようであり、チームの大きな問題となっている事が明らかとなっていた。
修也「………これ、2度目のチーム危機か………? 大牧絡みの問題が漸く落ち着き始めてたのにさ………」
修也はそう言ってレジ袋からスナック菓子を取り出し、気を紛らわそうとするかのように食べ始めた。
優「………流石に僕もどうしたもんかと悩んでるよ。僕の話は聞いてくれてるみたいなんだけど………」
優はそう言って、修也の食べていたスナック菓子の袋に手を伸ばし、スナックを口にした。
修也「でも監督達にも問題あるよな。なんで自分達の娘なのに独り善がりの行為を許すのかね」
修也はそう言って、監督の三浦とコーチの夢流に対し苦言を呈した。
優「………それ、良太さんの前で言うなよ?」
優は呆れた様子で修也にそう呟く。だが、彼なりに修也の気持ちも理解しているようであり………
優「………まあ、僕の考察を言うなら………反抗期? どうかは分からないけど、蟠りがあるんじゃないかな?」
彼なりに修也の立場で考察を行い、その内容を呟いた。
修也「どうなんだろうな。ただ反抗期が理由とかなら、俺達にとっていい迷惑だけどな」
修也はそう言って苦言を呈する。
優「じゃあ、本人に聞いてみるとするかね………ちょっとチャットしてみっか」
優はそう言って、チャットアプリで理子にアポを取ろうとする。すると、1分も経たぬ内に返信がきた。
優「………今日の夜に2人きりで会ってくれるんだとさ。そこで聞いてみるよ」
優はそう言ってスナックをつまむ。
修也「そうなったか………分かった、その件は頼むぞ、キャプテン」
修也はそう言って、理子の件を優に託す事に。
優「ああ。分かってる」
優はそう言って、携帯のチャット画面に目を向けるのだった………
一方その頃、体育館では理子が1人黙々とシュート練習をしていた。
理子「はあっ、はあっ………」
理子は練習後という事もあって、息を切らしていた。しかし、それでもただひたすらにシュート練習を繰り返すのだった………
理子のチームプレイを無視した行動はチームの問題となっていた。その為、優は理子に独り善がりな行動をする理由を問いかける事となった。果たして、理子からその理由を聞き出す事は出来るのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
夜の体育館において、優は理子と2人きりで話す事となった。優の質問に対して理子が答えた内容は………?
次回「興味無いです」