幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
理子のチームプレイを無視した独り善がりのプレイングは、チーム内で問題となっていた。優は理子を相手にその原因を問う為に理子と話をする事となったのだった………


第426話 興味無いです

その後、夕食を済ませた優は1人で体育館へと向かった。体育館ではボールの弾む音、バッシュによる足の音が聞こえた。

 

優「………やってるなぁ」

 

優はそう呟きながら体育館の中へ入る。体育館の中では、食事の時間も練習に費やしていた理子がシュート練習をしていた。優が入ってきた直後においても理子はシュートの練習を続けていたが、優は近くに落ちていたボールを拾うと、軽く助走を取って強烈なダンクをリングの中へ叩き付けた。

 

理子「………! キャプテン………!!」

 

理子は思わず驚いて声を上げた。

 

優「忙しい中すまない。どうしても聞きたい事があって来たんだ」

 

優はそう言うと、また地面のボールを拾い上げ………

 

優「他のチームメイトから、チームプレイをしない事について文句が来たんだよね。そういう訳で聞きたいんだ。どうして味方を頼るより先に自分で決めようと考えちゃうのかさ」

 

優は本題を理子に対して打ち明ける。それを聞いた理子は一度溜息をつき………

 

理子「世界のレベルは高い。でも、まだこのチームは全然世界一を目指せるようなレベルじゃないと感じているんです。だったら私が決めればいい。そう感じているだけです」

 

理子の言い分としては、チームのレベルの低さ故に独り善がりのプレイングをしているというものだった。

 

優「………君から見て、このチームの仲間達には任せられそうにない感じなのかな?」

 

優は理子に対してそう問いかける。それを聞いた理子は無言で頷いた。

 

優「………でも、チームプレイは大事な事だよ。君が海外でどんな経験を積んで、どんなやり方をしてきたのかは分からないけど、1人で戦うのも無謀な話だと思うんだ」

 

優はそう言って、理子を優しく諭す様子を見せる。

 

理子「………そういうの、興味無いです」

 

しかし、理子は優の説得を持ってしても個人技でのプレイングに執着する様子を見せた。それを聞いた優は………

 

優「………今ので分かった。君に強いるのは無謀な事だって事がね」

 

そう言って、持っていたボールをクルクルと回す。

 

優「でも、君が僕達の力を欲したくなったらいつでも言ってくれよ。僕達はチームだ。味方だからね」

 

優は無理強いをせず、理子の気持ちに委ねる事に決めた。

 

理子「………下手したら一生力を借りませんよ?」

 

理子は驚く様子を見せながらそう呟いた。

 

優「どうかな。バスケはそんなに甘くないさ」

 

優はそう言って持っていたボールを理子にパスすると、そのまま体育館を後にした。理子は驚いた様子を見せながらも、優の言葉の意味に気づけず首を傾げるのだった………

 

 

 

理子の説得は進まずじまいだったが、優は無理強いでは無く彼女の意思に委ねる事に決めた。果たして、優の言う理子が助けを求める時は来るのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
しばらくして、デビルカップの情報内容が全ニホンチームに届いた。その内容を見た優達は自分達のリーグ戦に驚く様子を見せるのだった………
次回「ウチのグループには」
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