幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
遂に始まった巫魔と爆速の試合。開始10秒間の爆速のスティールからの速攻に先制を許す巫魔。巫魔は苦しいスタートとなったが………?


第44話 対策ならしてるぜ

スタートから苦しい展開となったが、優は美矢に駆け寄ると………

 

優「こりゃ、初っ端からやる必要があるみたいだ」

 

優は美矢と組み立てた秘策があるようだ。

 

美矢「分かった。頼む、キャプテン」

 

2人は短い会話の後、2人は横に距離をとった。

 

 

 

一方、観客席へ守城の戦記と湯津がやってくる。すると、2人が座った席の隣には………

 

修也「おや、戦記さんに湯津さん」

 

修也、アリサ、芽衣の友力高校の3人が座っていた。

 

戦記「お前達か」

 

戦記は3人の事を覚えているようで、一言だけそう呟いた。

 

湯津「ありゃ、スタートからやられてるなぁ………爆速のスピードを相手になんとかなるのか………?」

 

湯津は不安な様子を見せた。しかし………

 

修也「大丈夫ですよ。アイツは先制されてもやられっぱなしで終わらない………!」

 

修也は優がここから逆転して見せると確信していた。そして、春香が美矢にボールをパスして試合が再開すると………

 

美矢「行くぞ、キャプテン!!」

 

美矢はそう言うと、ドリブルにあがる。

 

岡崎「止める!」

 

SGの岡崎が美矢の前に走ってくる。すると、美矢はその場でジャンプし、素早いパスを優に回した。

 

速野「(パスを使った速攻戦術か………だが………!)映鳴!」

 

すぐに映鳴が優の前に立つ。すると優は映鳴の前でジャンプし、美矢に向けてパスを出す。

 

美矢「よし!」

 

美矢にボールが渡り、再び美矢がドリブルであがる。

 

速野「な、何!?」

 

速野は優と美矢の素早く、奇想天外のパスに爆速選手は翻弄されていた。

 

羽端「おっ………ふーん、対策してきたんだ」

 

優と美矢のパス戦術に、羽端も反応する様子を見せた。そして、戦記も反応を見せ………

 

戦記「成程………確かに素早く、タイミングを読まれないようにパスを出せば爆速と言えどボールは取れない。しかし、行うには互いの息、そして{自由なパス(フリーダムパス)}を使えるだけのスキルが必要だ。白宮優と天野美矢。あの二人だから出来る戦術だな」

 

2人が行っている戦術について考察をしていた。その考察は当たっており、優達は爆速選手を素早いパスワークでかわしていく。

 

速野「ぐっ………! いきなりカードを切ってきたか………!」

 

速野は、初っ端から戦術を展開する巫魔に驚いていた。しかし、速野は美矢の前に立つと………

 

速野「だが、調子に乗るなよ!!」

 

パスをさせまいと体を広げて立ちはだかる。

 

優「そりゃ、チームとしてのレベルや個々の強さは貴方達の方が上でしょう………けれど………!」

 

その直後、優の声が聞こえる。美矢は突如、真上にボールを打ち上げる。美矢のボールの軌道には、既に大きくジャンプしていた優がいた。

 

優「アンタ達に勝つ為の………対策ならしてるぜ!!」

 

優はそう言って空中でボールをキャッチし、そのままダンクで押し込んだ。

 

アリサ「初っ端からアリウープ………!! 豪快なやり返し、いいぞ〜ユー!!」

 

素早いパス連打からのアリウープで巫魔は同点まで戻した。優は地面に降りると………

 

優「これが僕達の新戦術、{双翼のパス(ダブルウイングパス)}だ!!」

 

優は速野達に向けてそう言い放つのだった………

 

 

 

先制された巫魔だったが、優達の新戦術であっさりと同点に戻した。巫魔は苦しい展開を幾らか押し戻したのだった………

To Be Continued………




次回予告
巫魔は{双翼のパス}を駆使しながら、なんとか爆速に食らいついていく。だが、美矢から光一へのパスがどうしても繋がらず………!?
次回「どうしてなんだ」
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