幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

442 / 650
前回までのあらすじ
芽衣がゼルケトの{ソニックバウンド}に苦戦させられる中、優はゼルケトの技の仕掛けに気付き、その確証を掴んだ。そして、優は芽衣と交代する形でフィールドに立つのだった………


第442話 僕には効かない

試合は全ニホンチームのスローインで再開。琴乃が優にボールをパスすると、優はすかさずドリブルをはじめ、インサイドへ切り込んでいく。

 

イジス「行かせるか!」

 

イジスが優の前に立ちはだかるが、優はイジスを反応させないドライブでイジスをかわした。

 

イジス「何っ!?」

 

イジスは優のスピードに驚いていた。ゴール下に走ったタイミングでアヌヒズが優の前に立ちはだかるが、優はすぐにボールを上に放り投げる。

 

アヌヒズ「どこ投げてやが………えっ!?」

 

アヌヒズはボールの軌道ををミスと考えていたが、優が放り投げたボールの軌道先には、既に飛び上がっていた修也がおり、修也は空中でボールを受けると、そのままダンクを決めた。

 

アヌヒズ「あ、アリウープ!?」

 

アヌヒズは優と修也によるアリウープに驚いていた。

 

修也「ナイスパス! ミドレーユ!」

 

修也は優の肩を叩く。

 

優「痛っ! まだ馬鹿力が出せるならプレイでやってくれよ………」

 

優は呆れた様子でそう呟くのだった………

 

 

 

そして、エジプトチームの攻撃。ゼルケトがドリブルで進み、優がマッチアップする事に。

 

ゼルケト「さっきよりはマシなのが来たな。だが、俺の必殺技は止められないんだよ!!」

 

ゼルケトはそう言って{ソニックバウンド}でボールが消えた。

 

優「………勝ったつもりか?」

 

しかし、優は至って冷静だった。

 

ゼルケト「消えたボールは誰にも止められない………それはお前も理解しているはずだ!!」

 

ゼルケトはそう言って優をかわす。しかし、ゼルケトが走り出した際、手元にボールは現れなかった。

 

ゼルケト「………は?」

 

ゼルケトは何が起きたか分からない様子だった。ゼルケトが優の方に視線を向けると、優は左手で股抜き時を止める際の動きでボールを止めていた。

 

ゼルケト「(ボールの軌道が読まれた………!? な、何故だ………!?)」

 

ゼルケトは何が起きたか分からない様子だった。

 

優「お前の必殺技は………僕には効かない………!」

 

優はそう言い放つとドリブルでエジプトゴールまで上がり、そのまま強烈なダンクを決めた。そして、観客席で試合を見ていたメイヤは………

 

メイヤ「ふっ………やっぱり気づいてた」

 

嬉しそうな様子で優に視線を向けていた。

 

フリエ「成程………ボールは目で捉えられないが、手で軌道やタイミングは読める………ユウ・シロミヤはそれに気付いたって事ですね」

 

フリエはそう言って、{ソニックバウンド}の攻略方法を理解した。そして、自身が散々苦戦させられた必殺技を楽々と攻略したのを目にした芽衣は………

 

芽衣「そんな攻略法が………まんまと騙されたなぁ………」

 

優の凄さと攻略法に気付かされ、思わず苦笑いを浮かべるのだった………

 

 

 

芽衣に変わって登場した優は、ゼルケトの{ソニックバウンド}を見事攻略。これにより、全ニホンチームはなんとか追いつかれる事を防いだのだった………

To Be Continued………




次回予告
優がゼルケトの{ソニックバウンド}を次々と止め続ける事で点差を離し、全ニホンチームは再び優位を得た。これにより第2Qは意外にも優位に終わるのだった………
次回「思わぬ優位だ」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。