優と理子のホットラインが構築され、次々と点を稼いでいく全ニホンチーム。理子も個人プレイをやめ、チームプレイを意識し始めた事で、優は理子の変化を感じ取ったのだった………
優と理子のコンビプレイに加え、積牙、修也、湯津の3人も攻撃に参加。全ニホンチームは完全にエジプトチームを押さえ込んでおり、第3Qが終わった時には66vs32とダブルスコアにまで引き離していた。そして全ニホンチームは30点以上のリードを確保した為、第4Q開始時に優が下がり、芽衣がPGとしてコートに戻ってきた。
優「ふいっ………」
優は疲れを吐き出すように息を吐いた。その直後、第1Qで目を回していた春香が漸く落ち着きを取り戻したのか、体を起こした。
結衣「あっ………! キャプテン! 春香先輩が気が付きましたよ!」
結衣はすぐに優へと知らせた。すると優は水分補給そっちのけで春香の元に駆け寄った。
春香「あ………私………」
春香は状況が分からず混乱していたが、スコアボードで全ニホンチームがダブルスコアで有利である事に驚き、思わず体を起こした。春香は優の汗の量から、彼が少し前まで試合に出てた事を察すると………
春香「優さんの活躍のおかげみたいですね。私はチームに穴を開けてしまった事が悔しいですけどね………」
春香は悔しそうな様子を見せる。優は春香の頭を優しく撫でると………
優「次頑張ればいいさ。出番はまだまだある」
春香を優しく励ますのだった………
そして、全ニホンチーム優位の流れは、優から芽衣に変わってからも止まらなかった。少しして芽衣はゼルケトとマッチアップした。
芽衣「………リベンジだよ!」
芽衣はゼルケトとのリベンジマッチに挑む事になった。優に散々してやられたゼルケトは何とか冷静さを取り戻そうと躍起になっていた。
ゼルケト「お前なんて抜いてやる!!」
ゼルケトは{ソニックバウンド}を発動。ボールが消えた時、芽衣にはボールを視覚的に捉える事こそ出来ないが、芽衣も{ソニックバウンド}の仕掛けには気付いている為、ボールでは無くゼルケトの手を追いかけていた。そして、ゼルケトがボールを放り投げる手の動きをした直後、芽衣はタイミングを合わせる形で手を伸ばし、ゼルケトが放り投げた透明のボールをスティール。スティールしてまもなく、ボールは姿を表した。
ゼルケト「な、何っ!?」
ゼルケトは芽衣にすら自身の技を止められた事に動揺していた。
芽衣「湯津さん!」
芽衣は前線に上がっていた湯津にボールをパス。湯津はボールを受けて間もなく飛び上がり、そのままツーハンドダンクを沈めた。
アリサ「決まったー! メイがリベンジ成功したわ、ユー!!」
全ニホンチームは喜びの声を上げた。特にアリサは芽衣がゼルケト相手にリベンジした事を喜んでおり、思わず優にもその喜びを共有するように声を上げた。
優「さっすが芽衣。改めて味方だと頼りになる事を感じさせられたな」
優もまた、芽衣の活躍に喜ぶ様子を見せたのだった………
全ニホンチームの調子は止まらず、芽衣もゼルケト相手にリベンジを成し遂げた事で、全ニホンチームの優位は確実なものとなったのだった………
To Be Continued………
次回予告
全ニホンチームの勢いと戦術に対し、エジプトチームは最早何も出来なかった。そして、全ニホンチーム優位のまま、タイムアップが訪れ………!?
次回「当然の結果ね」